日本農薬とZ-GIS機能強化で協議開始 全農2023年4月4日
JA全農は日本農薬(株)と営農管理システムZ-GISの機能強化に向けて協議を開始することに合意した。3月30日発表した。

全農は日本農薬が提供するスマホ用アプリ「レイミーのAI病害虫雑草診断」の診断結果をユーザーの「Z-GIS」上に表示し、営農情報と合わせて病害虫雑草の発生状況を検討できるようなシステム開発を行う。
「レイミーのAI病害虫雑草診断」は日本農薬が2020年に提供を始めたアプリ。ほ場をスマホで撮影してこのアプリに送ると、発生している病害虫や雑草を診断するとともに、有効な防除薬剤の情報も提供する。日本農薬とNTTデータCCSが共同で開発した。
Z-GISは、地図情報をもとにほ場ポリゴンを作成することができ、そこに記録したい情報をエクセル形式で入力し、ほ場ごとの営農情報を効率的に管理する。今回の連携はそこにエイミーのAI病害虫雑草診断結果も情報として掲載できるシステム開発をめざすもの。病害虫や雑草の発生状況とその種類、さらに防除記録なども地図上で「見える化」する。
記録しておけば、ほ場ごとに翌年の病害虫などの発生予測にも活用できる。JA全農スマート農業推進課では「JAが管内の病害虫雑草の発生状況を把握することも役立つ」としている。
全農はZ-GISが比較的安価なことから大規模な農家だけでなく小規模な農家のデジタル化、スマート化に役立つとしてZ-GISを普及に取り組むとともに、これをプラットホームとしてさまざまなサービスとの連携も図っている。
今回はレイミーのAI病害虫雑草診断と連携させることが生産者にとって価値あるソリューション提供になると判断、協議を進めることになった。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































