秦野特産めざすベジフルスーパーフード「青パパイヤ」収穫体験を開催 JAはだの2023年9月15日
JAはだの(神奈川県秦野市)は9月23日、ベジフルスーパーフードとして注目の「青パパイヤ」の収穫体験を、秦野市上大槻のほ場で開催。同JAでは、青パパイヤが秦野市の特産品となるよう、産地化をめざして栽培に取り組んでいる。
「青パパイヤ」を収穫する生産者
同JAでは、秦野市の地域活性化へ向けた新たな特産品として「青パパイヤ」の産地化をめざしており、2021年に始まった栽培は今年で3年目となる。
神奈川県で唯一の盆地で丹沢大山国定公園の麓に位置する秦野市は、ニホンジカやイノシシ等による農作物被害が後を絶たない。こうした状況を打破しようと、動物が食べにくい作物として「青パパイヤ」の試験栽培を、生産者18人で始めたことをきっかけに、今では「青パパイヤ研究会」を発足。今年度の栽培面積は約76アール、収穫量は約9トンを見込んでいる。
秦野市の青パパイヤは9月から11月中旬にかけて出荷され、JAはだの農産物直売所「はだのじばさんず」では、今まさに地場産の青パパイヤが並んでいる。
青パパイヤは、主に熱帯地方で栽培される多年生の植物で、気温25度以上が生育適温。完熟しない青いうちに収穫したものは、野菜として炒め物や揚げ物、スープなど幅広い家庭調理に活用できる。また、青パパイヤに含まれる強いタンパク質分解酵素「パパイン」は、黄色く熟す前の青いパパイヤに多く含まれる。脂肪や糖質も分解する働きがあり、胃腸の消化を助けるなど、肉料理に入れると肉が柔らかく仕上がる。抗酸化作用のあるポリフェノールやビタミンCも豊富に含まれていることから、今注目の「スーパーフード」といわれている。
青パパイヤ研究会のメンバー
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