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JAアクセラレーター第6期 採択企業9社を決定2024年5月22日

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JAグループのイノベーションラボである一般社団法人AgVenture Lab(アグベンチャーラボ)は、農業や地域社会が抱えるさまざまな課題解決をめざすスタートアップ企業を支援する「JAアクセラレター第6期」のビジネスプランコンテンストを5月21日に実施し、採択企業9社を決定した。

ビジネスプランコンテストの参加者と関係者のみなさんビジネスプランコンテストの参加者と関係者のみなさん

6期目となるこのプログラムは「食・農・金融・くらし・地方創生・SDGs」の分野で新しい発想や技術に基づくビジネスプランを募集したところ207社から応募があった。21日のビジネスプランコンテストでは書類・面談選考を通過した15社がプレゼンテーションを行い、審査の結果、9社がプログラムに参加できる「優秀賞」に選ばれた。また、今回はホクレンなどの支援を受け北海道を中心に実証実験を行う「北海道枠」を新たに設置し2社を採択した。

今後、約5か月間のプログラム期間中に、JA全農や農林中金の職員による伴走支援を受けながら、JAグループやアグベンチャーラボの施設などを利用して実証実験を行い事業をブラッシュアップしていく。実証実験の費用として最大100万円が助成される。各社は実証実験結果などを11月の成果発表会でプレゼンテーションする。

【優秀賞】
◯NoMy Japan合同会社(北海道枠)「自然の循環に根ざす食料システム」:食品加工工場から排出される副産物を栄養源に精密発酵(真菌バイオマス発酵)させた代替プロティンを生産する。家畜、魚の飼料にも転用を検討する。

◯(株)レグミン「ネギ調製装置の開発」:収穫後のネギの根切りは熟練の技術が必要とされるが、画像解析によって根の位置を推定し切断位置を自動調整しながら切断する装置を開発。将来は皮むき、選別工程の自動化、省力場化をめざす。

◯(株)WAKU「林業をよりサステナブルに~グルタチオンの社会実装~」:植物内で生成され植物の成長を促進するグルタチオンを製造し、もみ殻など未利用資源を利用して培地として販売。苗木の育苗に利用すること育苗期間の短縮、人件費削減、野菜では酷暑でも栽培可能は苗生産などの可能性を追求する。

◯カルテック(株)「光触媒を用いた農産物鮮度保持システムの提供」:青果物から分泌されるエチレンガスを光触媒で分解することで青果物の成熟スピードを鈍化させるほか、空気中の菌、ウイルス、カビなどを分解除去する。食品ロス低減、廃棄量削減による収益向上などめざす。

◯AUDER(株)「受発注・入出荷管理プラットフォーム事業」:AI画像認識システムで市場から入荷した農産物の検品を一括してスキャンすることで検品作業を大幅に削減できる。今後は農業者、JA、市場から小売までサプライチェーン全体で情報(在庫、個体番号、重量など)を共有する仕組みの構築をめざす。

◯(株)ストラウト「魚の病気検知を経験則からAIに。静岡から世界の養殖をDXする」:養殖場での魚の病気によるへい死ゼロをめざし、データ駆動型の養殖を現場に実装する。リアルタイムに水温、溶存酸素、プランクトン量、赤潮検知などデータを可視化するこでベテランに依存しない水質管理を可能にする。

◯(株)Perma Future「農業ワーケションののの(No 農 No Life)」(北海道枠):農業×ワーケーションで農への仕切りを限りなく低くする。参加者はお手伝いとして4時間農作業をし、その後は仕事、勉強、観光が可能。労働への報酬は一切発生しないが代わりに、宿泊場所とテレワークできる環境を用意、参加者は一律7700円で2週間まで参加できる。人手不足解消につながる。累計参加者250人。

◯amu(株)「海洋プラスチックごみの44・5%を占める『廃棄漁具』を未来の資源にするナイロン素材ブランド『amuca』」:海洋プラスチックごみの6割が漁業由来。漁師は廃漁網を産廃処理料を払って処分していたが、同社は廃漁網を漁師から1kg20円で直接買い取り、独自開発の漁網専用小型破砕機で分別し、ナイロン素材を製造販売している。全国規模の漁具資源化ネットワークづくりと漁網の分別資源化技術を長芋栽培ネットやビニールハウスフィルムに転用できないかを検証する。

◯(株)INGEN「転作・農地拡大1年目で収益化できる栽培パッケージの創造・普及」:収益性の高い産地をつくることをめざして、地球温暖化に対応した栽培モデルと、いつ、どのくらいの量を出荷できるか出荷予測モデルを提供する事業を展開。出荷予測を販売先に提示することで単価をあらかじめ決められる予約取引への切り替えも可能になる。また、栽培モデルでは高設イチゴのEC液肥代替モデルなどがある。栽培モデルによって収益性と再現性の高い農業をめざす。

【イノベーティブ賞】
受賞企業は1年間、アグベンチャーラボの利用とスタッフのメンタリングを受けることができる。
◯(株)CareMaker「在宅医療介護の現場稼働率を向上するスケジュール自動作成AI『CareMaker』

◯(株)エンドファイト「プラットフォーム微生物DSEによりあらゆる環境で植物の良好な生育を実現する」

◯(株)きゅうりトマトなすび「農業特化型LLМを用いたJA営農指導員DXサービス」

◯(株)スーパーワーム「昆虫のポテンシャルを解放し資源のサステナビリティを実現するスーパーワーム」

◯(株)サンシキ「海藻カギケノリを使った飼料サプリメントによる畜産業の脱炭素化」

◯(株)Henry Monitor「電磁界センサーを用いた超短時間土壌分析の展開」

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