JAの活動:活動する青年部
【活動する青年部】JA青年組織におけるポリシーブックの取り組み2021年8月16日
JA全青協では平成23年度より「ポリシーブック」の作成を開始しました。ポリシーブックを一言で表すと、「JA青年組織の政策・方針集」となりますが、出発点としてJA青年組織盟友一人ひとりが抱えている課題や疑問点を取り上げ、盟友同士で解決策を検討し、自らやること(自助)・JAと共にやること(共助)・行政に要望すること(公助)の3点にわけて議論し、取りまとめている点が特徴です。従来は「補助金欲しさに要請活動しているぞ」と言われなき批判を受けることもありましたが、課題の解決に向けまず自分たちができることに取り組むことで、わが国の責任ある農業者として、地域住民や消費者等も含めた幅広い関係者に理解を求めていくこととしております。
さて、ポリシーブックの作成の取り組みですが、当初は各JA青年組織において作成されることを目標に取り組みをすすめてきました。その結果、ポリシーブックを作成する割合は年々増え、令和2年には全体の約54%において作成されていますが、ポリシーブックを作成して意味があるのか、作成後にどのように活用すれば良いのかという声が年々大きくなりました。特に「活用」に頭を悩ませる組織が多く出るようになり、ポリシーブックを作成しても、ほとんど放置状態の組織も多く見受けられるようになりました。
そもそもの話になりますが、わたしたちJA青年組織の活動の根幹には、「JA青年組織綱領」があります。JA青年組織は綱領に書かれた世界を実現するために活動しており、その実現に向け、単年度活動計画等を策定しています。JA青年組織が何のために存在するのかというと、例えばJA全青協は規約において「JA青年組織綱領の実現を期し、もってJA運動の推進および全国のJA青年組織の活性化を図ること」をその目的としており、JA青年組織綱領はその前文に「国民と豊かな食と環境の共有をめざす」と目標を掲げています。この目標を実現するため、JA青年組織は活動しているのです。活動を通じ、ポリシーブックに記載している課題を解決させ、理想の地域・営農・JAを実現することをめざしているのです。
つまり、わたしたちJA青年組織は、作成したポリシーブックの自助・共助部分を活動計画へ反映させ、日々の活動を通じて課題を解決していくのですが、ここについては次回ご説明いたします。
全国農協青年組織協議会(JA全青協)事務局長 臼井稔
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