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JAの活動:今さら聞けない営農情報

土壌改良材(9)【今さら聞けない営農情報】第228回2023年12月9日

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みどりの食料システム法が施行され、国内資源を活用した持続型農業への転換が求められ、特に有機質資材の活用に期待が高まっています。いうまでもなく、作物が育つためには、光、温度、水、空気の他、土壌から栄養素を吸収する必要があります。この栄養を供給する土壌の良し悪しが、農作物の品質や収量を左右しますので、作物の生育に適した土づくりが必要になります。
そのためには、土壌診断を実施して土壌の状態を正確に把握した上で、栄養素の過不足を調整したり、土壌の物理性や化学性、生物性の改善作業を行う必要があります。その土づくりで大きな力を発揮するのが土壌改良資材ですが、その使用目的は、土壌の物理性改善、生物性改善、化学性改善の改善が主なもので、本稿では、現在土づくり肥料の特性や使い方を紹介しています。

今回は石灰質肥料です。石灰質肥料は、主に土壌の酸性度矯正に使用されますが、その他次のような土づくり効果を発揮します。まず、土壌中の有機物の分解を促進効果です。石灰質肥料が土壌中の有機物を分解して無機化し、作物が肥料成分を吸収しやすくしてくれます。また、土壌の団粒構造の形成を促して水はけを良くしたり、有害微生物の繁殖を抑えて有益な微生物の活動を助けます。さらに、作物の生育に有害なアルミニウムを作物が吸収しづらい状態にしてアルミニウム障害を抑える効果もあります。

このような効果によって、石灰質肥料は作物の健全な生育を助けてくれます。

石灰質肥料には、炭カル(CaCO3)、苦土石灰(CaCO3・MgCO3)、生石灰(CaO)、消石灰(Ca(OH)2)が主なもので、貝化石を粉砕して製造した貝石灰肥料などがあり、いずれも普通肥料として認定されており、土壌診断の結果に基づいて施用量を決めて使用します。施用の際は、吸い込みに注意して土壌によく混和するようにします。

この他、アルカリ分が公定規格に達しないので特殊肥料として使用されている石灰質肥料に貝がら粉末(牡蠣殻など)などがあります。

また、苦土石灰が緩効性(ゆっくり効く)など、石灰質肥料の種類によって、効きはじめまでの速い遅いがありますので、施用してから植え付けるまでの期間は製品に表示してある使用方法を守るようにして下さい。

◇  ◇

本コラムに関連して、ご質問や取り上げてほしいテーマなどがございましたら、コラム・シリーズ名を添えてお問い合わせフォーム(https://www.jacom.or.jp/contact/)よりご連絡ください。

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