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JAの活動:今さら聞けない営農情報

農薬の正しい使い方(53)【今さら聞けない営農情報】第319回2025年10月11日

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 「いまさら」では農薬を正しく、安全に、しかも高い効果を得るため、農薬の正しい使い方の基礎知識をご紹介しています。農薬の防除効果は、有効成分をいずれかの方法で作物に付着または吸着させることができてはじめて発揮されますので、高い効果を発揮させるには、有効成分をいかに効率よく作物に付着させるかが鍵となります。前回までに、各種剤型の特徴と散布方法について、特に農薬の製剤に焦点をおいて農薬の正しい使い方のヒントをご紹介してきました。しかし、農薬をより効率よく正しく使用するためには、製剤の選択の他に散布対象となる作物やその生育ステージ、あるいは病害虫雑草の生態に合わせた使い方も重要になります。前回から農薬を選ぶにあたっての病害虫の生態に合わせた選び方や使い方をご紹介しています。

 病害虫防除で重要な第1次の伝染・加害を防ぐことために病害虫の潜む場所に農薬をうまく届かせることが重要です。前回は浸透移行性(浸達性)のある農薬を選ぶことで噴霧で届かせにくい場所にもうまく届かせることできるとご紹介しました。

 しかし、農薬には様々な性質を持ったものがあり、高い効果を示すが浸透移行性を持たない農薬も多くあります。このような農薬を概して保護剤と呼び、この農薬の効果を最大限引き出すには作物表面に満遍なく隙間なく農薬を付着させる散布法が必要になります。

 その際に大きな影響を及ぼすのが作物の濡れ性です。ご存知のように作物によってその表面は様々でワックス層があってツルツルしていたり、細毛が沢山生えていて薬剤が作物表面に届きにくいものなどがあります。こういった作物表面の場合、農薬が付着しにくく、せっかく散布しても農薬が流れ落ちて作物に付着できない場合があります。こんな時使用されるのが展着剤です。展着剤は、農薬の濡れ性を改善し、付着しにくい作物表面へ農薬を付着しやすくする働きがあります。展着剤によっては、固着させて農薬の壁のようなものをつくるタイプや農薬の成分を引き連れて作物体内に沁み込んでいくようなものもあります。これらは、農薬の種類と展着剤の種類の効果が高い組み合わせが確かめられていますので、事前に指導機関や農薬メーカーなどに問い合わせて選ぶようにするとよいでしょう。

 農薬の性質に合わせて作物に付着させやすい散布方法を選ぶことが重要です。

 (つづく)

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