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JAの活動:未来視座 JAトップインタビュー

「園芸ときのこ」一途 前へ 長野県JA中野市組合長 望月隆氏(1)【未来視座 JAトップインタビュー】2026年3月17日

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農家の長男として農協に飛び込み”組合員のために”を掲げ、生産経済事業を中心とした総合農協にした長野県JA中野市の望月隆組合長。全身全霊を掛けた道のりを聞いた。聞き手は文芸アナリストの大金義昭氏。

JA中野市組合長 望月隆氏JA中野市組合長 望月隆氏

自助・自立貫くも周りに支えられ

大金 1957年生まれですね。

望月 はい。物心ついた頃はホップとリンゴに取り組んでいました。父で13代目の農家になります。農地解放後1町4反(1・4ha)に減りましたが、山林もありました。その後アスパラガスとブドウが中心になりました。

大金 長男として自然に後継された?

望月 西部劇のガンマンに憧れて育ち、農業にも抵抗なく東京農業大学に進んで、農業経済、特に経営を学びました。農家と離れた世界に飛び込んで生活してみたいという気持ちもありましたが、卒業後すぐに農協に入りました。きのこの技術員(営農指導員)で入り、生産部会の事務局をしながら営農指導に努めました。大学を出たからと、現場をなめていた部分があったんでしょうね。組合員さんからガツンとやられたのが最初の挫折で、翌春、種菌センターに異動になりました。4年間いて、追い出された事業所に再び戻されました。「苦手意識を持ってはいけないから!」と後から聞きました。

大金 いい上司に恵まれた!

望月 全くです! そこに7年。どうしたら信頼してもらえるかを考えながら生産者を巡回し、品質向上、規模拡大、補助金申請まで携わりました。「この家のきのこのことは自分がすべて見るんだ!」という意気込みでした。

大金 一途(いちず)ですね!(笑)

望月 単純なんです!(笑)。当時、きのこの単価がどんどん下がっていました。施設資金を借りようとした組合員の連帯保証人になろうとし、止めた上司とぶつかったこともあります。その時、先輩の販売係長が、組合員さんから厳しい声が出ても理路整然と説明し、進む方向を示す姿が恰好良かった! 「自助のない共助は共倒れだ!」とよく言いますが、まさにその通りです。

大金 北海道は徹底しています!

二足の草鞋自らも実践

望月 長野にも組合員の自立を求める風土があります。傾斜地で面積が狭く雪が降るので、換金作物を中心に生産してきたからかもしれません。私は36、7歳できのこ販売を担当するようになった時、自分の家でもきのこを始めました。法人化して女房を社長にし、従業員を雇用して、8000万円ほどの借金をしました。朝、きのこを管理して出勤前に女房に託し、夜にまたきのこを見る。

大金 「二足の草鞋(わらじ)」は大変です!

望月 そんな時、父が心筋梗塞で急逝し寄る辺がなくなりましたが、借金と家族を抱え、泣く間もありませんでした。女房はもちろん、周りの人たちに支えられました。その後、経済担当常務を前澤憲雄さんから引き継ぎました。

大金 前澤さんは現在、日本きのこマイスター協会理事長として活躍している。第45回農協人文化賞も受賞された。そんな前澤さんからどんな声をかけられました?

望月 私たちは「農協としての固定観念」に縛られる傾向があるのですが、前澤さんは民間企業との連携など斬新な発想を早くから唱え、自ら実践しました。それと、前澤さんは人を考えさせる。きのこ販売課長だった2005年は、園芸品目もきのこも単価が底で、役員室に呼ばれ、「何とかしろ!」と言われました。自席に戻り「何とかしろって何だよ!」と毒づいたのですが、ある組合員さんから「でもな"モチ"(と呼ばれていました)、それが嫌だったら辞めるしかないんだぞ!」と諭されたんです。「指示待ちじゃいけないんだ!」と気づき、そこから自分は変わっていったと思います。

当時、エノキダケのエキスを凍らせた「えのき氷」が血液サラサラになると評判でしたが、効能は実証されていませんでした。そこで農協と市役所の職員に協力してもらい、厚生連病院などで血流試験をしました。すると確かに「えのき氷」を食べると血流が良くなったので、その実証結果を使って「パブ」(広報)しました。当時、有名企業が芸能人を使ったCMを打っていましたが「農協の宣伝はこれじゃない! エビデンスを基にした宣伝を追い求めるべきだ」という思いがあり、実直な宣伝を心掛けた。

きのこの詰め合わせ、今でいえばギフト商品をつくると、労働組合がネットワークを使って販売に協力してくれました。「このままではきのこが終わり、きのこが終われば農協も終わる!」という危機感が労使に共有されていたのです。ブドウも厳しく、「なぜきのこにばかり!」と生産者が反目し合ったのも辛かった。そこで私は、常務になる前の総代会で「園芸ときのこの両輪で農業振興を進める!」というスローガンを出しました。

大金 うまくいきましたか?

望月 時間がかかりましたねぇ!(笑)。組合長になって、85人いる係長以上の職員と個別面談をしています。家庭が安定していないといい仕事ができないので、個人情報に関わることも含めて話し合い、今、2巡目です。そこまで聴き、話さないと不安なんです!

大金 誰が?

望月 私です!(笑)。 今進めていることが本当にこれでいいのかと!

大金 その率直さが望月さんの魅力なんですね! だから相手も胸襟を開く!

望月 「組合長は農協を良くしようと言うけれど、自分の子どもを入れてそもう(入れたいと思う)かい?」と聞かれて一瞬言葉に詰まった。やっぱり大変だし! すると、「そんなとこに人なんか来っこねえ!」と言われ、ぐっときました。

大金 まさに"望月流コミュニケーション力"ですね! 感動します!(笑)

望月 たぶん、職員出身の初めての組合長だからじゃないですか!

大金 組合長に立候補されたのはどういう経緯で?

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