JAの活動:年頭あいさつ2015
木村 一男 氏(一般社団法人 家の光協会代表理事会長)2015年1月1日
平成27年の年始にあたり、JAグループから農業協同組合新聞・JAcomに寄せられた年頭のごあいさつを紹介します。
『家の光』創刊90周年を機として
さらなる事業展開を
謹んで新年のご挨拶を申しあげます。
さて、これまで経験のない気象変動による自然災害が昨年も全国各地で発生し、人命はもとより農林水産業にも甚大な被害をもたらしました。被災された皆様には心よりお見舞い申しあげます。
また、東日本大震災の復興につきましても未だ道半ばで、JAグループとして引き続いての支援への取り組みが求められています。本会も編集・普及・活用の各部門が一体となって、被災地の方々に寄り添い、震災や原発事故を風化させないための情報発信に努めてまいります。
一方で農政に目を向ければ、TPP交渉の先行き不安や、「農協改革」という名のJAグループへの攻勢はますます強まっていく気配を見せており、予断を許さない情況が続いています。
外部から言われるまでもなく、自己改革はすすめていくものですが、言われなき批判や組織解体への動きに対しては毅然たる態度で跳ね返していかなければなりません。本会は『家の光』などの媒体を通して、こうした動向をわかりやすく組合員・地域住民に伝え、協同組合の理念やJAの役割についても理解を促進するよう情報発信をしてまいります。
おかげさまで協同組合の家庭雑誌『家の光』は、この5月号で創刊90周年を迎えます。大正14年の創刊から今日に至るまで、これほど長きに渡って発行し続けてこられたのも、読者やJA役職員の皆様に支えられてきた賜物と感謝いたします。この節目を機に、次なる創刊100周年を見据えつつ、各媒体の企画を充実させていくとともに、JA教育文化活動の支援を通じた、いっそうの協同活動の促進に取り組み、JAの組織基盤強化の支援に努める所存です。
本会は「文化と協同の力で人・組織・地域の元気づくりをすすめ、心豊かで安心して暮らせる社会の実現をめざします」を基本方針にかかげ、家族みんなが幸せに暮らせる地域社会づくりをめざしています。これは第26回JA全国大会決議「次代へつなぐ協同」の実践と軌を一にしており、本会としては、企画・制作、普及活用運動、JA教育文化活動の促進・強化、記事活用・文化活動などの事業展開を通じて「人・組織・地域の元気づくり」をすすめてまいります。
本会事業に対しまして、引き続きのご指導、ご協力をお願い申しあげます。
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