JAの活動:JA戦略型人材育成研修全国研究発表会
【特集:JA戦略型人材育成研修全国研究発表会(1)】コロナ乗り越え組合員の思いを形に2021年3月16日
これからのJAづくりを担う中核人材育成に取り組んでいるJA全中は2月18日、第12回「JA戦略型人材育成研修全国研究Web発表会」を開いた。主に30代のJA職員を対象に、総合事業体としてのJAの経営戦略を自ら学び、その結果を発表し、課題を共有しようというもの。JAの中堅職員7人が、自分の属するJAの身近な課題を取り上げ、解決策・提案をプレゼンテーションした。発表に先立ち、JA全中の菅野孝志副会長が講演し、JA職員は組合員の本音を引き出すことの重要性を強調した。
![](https://www.jacom.or.jp/jinji/images/jinj2007020201.jpg)
本音見極め行動を 菅野孝志JA全中副会長
JA全中の菅野副会長は、協同組合で働く職員の役割について話した。同副会長は20歳で福島県の松川町農協(当時)に入り、合併後のJA新ふくしま、JAふくしま未来組合長を経て、現在のJA福島5連会長に就任した。
特に若いころに影響を受けたこととして、兵庫県淡路島の北阿万農協や静岡県の三ケ日農協を挙げる。そこで学んだことは、「組合員の合意を得れば農協は何でもできる」ということだった。その後、若い農業者の「松川町農業・農協の未来を語る会」を立ち上げ、営農大学の開設など組合員学習運動を起こした。
松川農協管理課長として、Aコープ松川店の立ち上げた時、総会の採決では「賛成」の手が挙がらなかったが、「賛成多数」として採決すると、出席者は万雷の拍手で同意を示した。そのとき「組合員の意思(意見)の真意(裏と表)を見極めることの重要性に気付いた」。こうした経験を踏まえ、「人の思いをじっくり聞くことで自分も人も、組織も変われる」と、組合員の本音を引き出すことの大切さを知ったという。
またJA新ふくしま代表理事理事長のとき、「JA新ふくしま・教育文化活動研究会」を立ち上げた。常勤役員、全地区本部長、全部長、全支店生活指導課長、指導員などをメンバーに、教育文化活動をどう進めるかについて研究し、「ど真ん中にあるJAをめざし『本気・気力・共助』力の醸成と協同組合人づくり」として、職員教育の方向づけをした。最後に菅野副会長は、「社会人であれ。その上での協同組合人であれ。JA綱領を意識して考え・行動・学びのチャンスを生かしてほしい」と参加者を励ました。
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