JAの活動:第71回JA全国女性大会特集 守ろう食料安全保障
味噌で広がるコミュニティ JA成田市女性部 谷口まなみさん【第71回JA全国女性大会特集】2026年1月21日
1月20日に行われた第71回JA全国女性大会で地区代表に選ばれたJA女性組織活動体験発表の概要を紹介する。
JA成田市女性部 谷口まなみさん
JA成田市女性部の谷口まなみさんは、夫と飲食店を営む。知人からもらったお茶碗一杯の手づくり味噌の味に衝撃を受け、味噌作り体験をきっかけに女性部に入った。
初めての味噌づくりは何もかもが新鮮でした。会話のなかに溢れる食に関する豆知識や生活の知恵など、自然と向き合って生活するなかで生まれる生き生きとした楽しい会話に「何て楽しいコミュニティなんだろう」と公津支部に加入しました。
JA成田市では転作大豆をJAが買い取り、女性部が味噌に加工しJAが販売するという全国的にも珍しいJAと女性部た一体となった生産と販売を35年続けています。
毎年、改善して効率よく安全に作業を進めるか、新しい発想を出してくる先輩方を常に尊敬と驚嘆の眼差してみています。
イチジク生産をしている先輩の澤田さんは大豆の煮汁を堆肥に利用することを思いつき良質な堆肥づくりに成功しました。さらに「これで石鹸を作ってみよう、実験してみよう」と言い出し、とうとう石鹸を作ってしまいました。発想とそれを形にする行動力に感動と勇気をもらいました。堆肥と固形石鹸づくりで味噌加工での煮汁の廃棄はゼロになりました。昨年は廃油を利用してコストを下げアロマオイルを足してより良い石鹸づくりに挑戦しました。将来的に「女性部の味噌」から生まれた石鹸が商品化されるかもしれません。
我々若チームには海外出身のメンバーもいます。看護師もいます。お茶碗一杯の味噌から始まった縁は少しづつ広がってバラエティに富んだ輪になりました。消費者に過ぎなかった私たちが、味噌という日本の伝統的な発酵食品と食への興味を入口に生産者側に仲間入りしたことで新たな価値観を手に入れました。
多様な年代、国籍、職業の人たちで出来上がったコミュニティ。そこに向き合うことで新たなアイディアは確実に私たちの人生を豊かにしてくれると確信しています。
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