「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録2013年12月5日
アゼルバイジャン共和国バクーで開催されていたユネスコ無形文化遺産保護条約の政府間委員会で12月4日、日本が提案した「和食:日本人の伝統的な食文化―正月を例として―」の代表一覧表への記載(登録)が決まった。
無形文化遺産とは、芸能、社会的慣習、儀礼・祭礼行事や伝統工芸技術などで、コミュニティが自分たちの文化遺産の一部として認めるものをさす。日本はユネスコに対して、和食は自然の尊重という日本人の精神を体現している、として推薦していた。
この決定について、林芳正農水相は談話を発表。今回の登録によって「郷土の食文化を大切に思う全ての人々に、食文化を守るに当たっての勇気と誇りをもたらす」ことを願っており、国民が日本食文化を再認識するきっかけにしたいとしている。また、この登録はゴールではないとして、「日本食文化への関心が継続的なものとなり、次世代に向けた保護・継承へと繋がるよう」努めるとしている。
(関連記事)
・「和食」無形文化遺産に登録へ(2013.10.23)
・全国9都市で和食を考えるシンポジウム(2013.07.25)
・牛乳×和食の減塩レシピ本 主婦の友社が発売(2013.06.21)
・都心で働く人の健康を考えた「よい食弁当」(2013.04.01)
・無形文化遺産に「和食」の提案を決定(2012.02.20)
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