「改革のため戦略的な布陣」林農相2014年7月23日
7月22日に発表した農林水産省の人事について林農相は「農林水産業・地域活力創造プランに基づいて戦略的に農林水産政策の改革の実行のための布陣を敷いた」と話した。
林農相は、今回の人事ではTPP交渉が進行していることをふまえ、「これと国内における対応の連携」を強化する観点を考慮した話した。
その具体的な人事が国際担当の総括審議官の松島浩道氏の生産局長への任命だ。その一方で生産局農産部長の今城健晴氏を後任の国際担当総括審議官に起用し、連携を図る。
また、輸出拡大と6次産業化を進めるため「食品産業に明るい櫻庭(英悦)審議官を(食料産業)局長に起用」したと説明した、。櫻庭氏は技術系では初の食料産業局長。そのほか異業種との交流のために国土交通省大臣官房付の長谷部正道氏を研究・連携担当の大臣官房審議官に、食育推進のために文部科学省大臣官房審議官の永山賀久氏を大臣官房審議官(消費・安全局担当)に起用した。
皆川芳嗣事務次官は留任した。林農相は「私が着任して以来、局面局面において非常に機動的に適切に対応していただいた」と評価、今後のTPP交渉が続くことや農政改革は実行元年だとして「諸般の情勢を判断して留任していただくことにした」と述べた。
(関連記事)
・林野庁長官に今井敏官房長 農水省幹部人事 (14.07.22)
・【人事速報】農林水産省(7月22日付) (14.07.22)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































