気候変動に負けない農業へ プレシリーズAラウンドで7億円を資金調達 CULTA2026年3月3日
次世代品種開発スタートアップのCULTAは、Archetype VenturesおよびUntroD Capital Japanをリード投資家とし、ニッセイ・キャピタル、HAKOBUNE、DG Daiwa Ventures、電通ベンチャーズ(電通グループ)を引受先とする第三者割当増資により、プレシリーズAラウンドで、7億円の資金調達を実施した。

CULTAは、ゲノム編集や遺伝子組換えを用いない「独自のAI品種開発プロセス」による高速品種開発を強みとしている。これまでに、従来10年を要するイチゴの新品種開発に2年で成功。3年半で4品種を開発し、市場へ投入した。
特に、独自ブランド「SAKURA DROPS」として展開する自社品種には、高温環境下でも安定した収量・品質を実現できる「気候変動耐性」を有する。また、果実の硬度を高めることで、完熟状態で収穫・輸送しても10日以上、品質を維持できる「完熟持続性」もある。
CULTA自社品種による独自ブランド「SAKURA DROPS」
CULTAは、自社開発品種による農業生産を生産者に委託し、生産された農作物を原則全量買い取り、自社で販売・マーケティングまでを一貫して担う「垂直統合モデル」を採用。すでに日本・マレーシアでの生産拡大を進めており、シンガポール・マレーシア・香港・タイの小売店等で、同社品種のイチゴが販売されている。
今回調達した資金により、垂直統合モデルによる日本・東南アジア展開の加速し、東南アジアの高い需要に応えるため、現在取り組んでいる日本・マレーシアの生産量を大きく拡大。多くの要望がある日本国内への販売を順次開始する。
CULTA自社品種による独自ブランド「YUKIMI DROPS」
また、これまで生産拡大を進めてきた日本・マレーシアでの実績を元に、東南アジア各国・豪州への新たな産地進出を進め、現地生産体制を構築。需要に近い場所で、ジャパンクオリティの高品質な農作物を、通年で安定供給する体制を確立する。
さらに、豪州や北米・欧州などの海外の大規模農業に適応するよう、品種開発を加速。加えて、ブドウ・リンゴなど気候変動に極めて脆弱な果樹領域の品種開発に着手する。
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