輸出相手国対応防除マニュアル作成2018年3月7日
・カンキツ、ナシ、リンゴの残留農薬基準値に対応
農林水産省は、3月6日、農産物の海外への輸出促進を図るため、カンキツ、ナシ、リンゴ(有袋栽培・無袋栽培)の輸出相手国の残留農薬基準値に対応した「病害虫防除マニュアル」を作成、その内容を公表した。
わが国の通常の防除体系で使用される農薬の中には、輸出相手国では輸出しようとする作物が生産されておらず、結果的にその農薬登録が行われておらず、残留農薬基準値が、わが国の基準値に比べてきわめて低いものが多く、そのために輸出向け農産物に使用できる農薬が限定されている状況にある。
このため、同省では、平成26年度より、農産物の輸出重点品目に関し、農薬を代替し、または使用を低減する新たな防除体系の確立を目的とした「農産物輸出促進のための新たな防除体系の確立・導入事業」を実施している。
今回のマニュアルは、そうした状況を踏まえて作成されたもので、産地の協力を得ながら、カンキツ、ナシ、リンゴを対象に、
(1)輸出相手国の残留農薬基準値
(2)国内で使われている農薬の残留実態
(3)輸出相手国の基準値を超える残留が認められる化学合成農薬の代替防除技術
などを整理した。
詳細は、輸出相手国の残留農薬基準値に対応した病害虫防除マニュアルで
〇問い合わせ先:同省植物防疫課
〇TEL:03-3502-3382。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(174)食料・農業・農村基本計画(16)食料自給率その他の食料安全保障の確保に関する目標2025年12月27日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(91)ビスグアニジン【防除学習帖】第330回2025年12月27日 -
農薬の正しい使い方(64)生化学的選択性【今さら聞けない営農情報】第330回2025年12月27日 -
世界が認めたイタリア料理【イタリア通信】2025年12月27日 -
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日


































