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2018.07.18 
法人組織経営体 4.1%増‐農業構造動態調査一覧へ

 農林水産省が7月6日に公表した30年の農業構造動態調査結果によると、農業経営体数は減少しているが、法人組織経営体は増加していることが示された。

 2月1日現在の全国の農業経営体数は122万500経営体で前年にくらべて3.0%減少した。このうち家族経営体は118万5000経営体で3.1%減だが、組織経営体数は3万5500経営体で1.7%増加した。このうち法人組織経営体数は2万2700経営体で4.1%増加した。
 経営耕地面積の経営規模別のカバー率は、30ha以上層は33.9%で前年から1.1ポイント増加した。また、20~30ha層は8.3%で同0.3ポイント増加した。また、5ha以上層で63.8%を占め、前年より1.9ポイント増加した。
 農産物の販売金額別にみると100万円以上の層は増加している。このうち1億円以上の層は前年にくらべて7.6%増えた。ただ、構成比では0.7%。100万円未満が51.7%と過半を占めている。
 経営類型でみると単一経営(主位部門の農産物販売金額が8割以上の経営)が79.6%で前年にくらべ0.1ポイント低下した。単一経営の内訳は、稲作が48.4%を占めるが前年より0.4ポイント低下した。施設野菜は4.1%で同0.1ポイント増、果樹は10.5%で同0.2ポイント増えた。

年齢別基幹的農業従事者数(販売農家)と常雇い数(農業経営体)の構成割合(全国) 家族経営について主業、副業別にみると全体の販売農家数は116万4100戸で前年にくらべ3.0%減少した。主業農家数は25万1800戸で前年にくらべ6.0%減少し、準主業農家数は18万7800戸で同8.8%減、副業的農家数は72万4500戸で同0.3%減となった。
 構成割合は主業農家21.6%、準主業農家16.1%、副業的農家62.2%となっている。
 販売金額規模で販売農家をみると前年にくらべて100万未満層は減少しているが、その他の階層で増加し、1億円以上は9.7%増加した。
 販売農家の基幹的農業従事者(仕事として自営農業に主として従事した者)数は145万500人で前年にくらべ3.8%減少した。49歳以下は15万2200人で同4.0%減った。
 農業経営体の雇用者のうち、常雇い数は24万200人で前年並みとなった。49歳以下は12万2800人で2100人、1.7%増加した。構成割合も同0.9ポイント増加し51.1%となった。

 

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