生物農薬の活用でシンポジウム 日本生物防除協議会2019年2月13日
日本生物防除協議会は3月5日、生物農薬への理解を深め農産物の付加価値を高めるための具体的な取り組みを紹介するシンポジウムを開く。
同会は、生物農薬(天敵製剤、微生物殺虫剤・殺菌剤)やフェロモン剤を用いた生物防除技術と、化学農薬を合理的に組み合わせた「IPMプログラム」を促進している。しかしこの技術を活用し生産した農産物は、安心・安全だが認知度はまだ低い。そこでシンポジウムでは、生物農薬を使った具体的な例をいくつか紹介することで「生物の力」で農産物の付加価値をどう高めるかを考える。
開催は3月5日午前11時から、東京都北区の北とぴあ・つつじホールで行われる。定員は400人で、3月1日まで応募を受け付けているが、定員になり次第締め切られる。参加費は3000円。
希望者は第3回日本生物防除協議会シンポジウムフォームに必要事項を記入し、送信する。
◎主な講演内容
▽「タバコカスミカメの利用技術の現状」西日本農業研究センター 安部順一朗氏
▽「農業生態系における昆虫と共生」東京農工大学農学研究院 井上真紀氏
▽「複合性フェロモン剤利用による害虫防除と果実販売の取り組み」JAふくしま未来 佐藤宏一氏
▽「北海道十勝地区におけるブロッコリーの安定供給と生産への取り組み」JA木野 宮脇浩治氏
▽「ミヤコカブリダニ製剤利用によるナシのハダニ防除の取組み」千葉県東葛飾農業事務所 松田哲夫氏
▽「茨城県のピーマン栽培における天敵利用の取組み」茨城県農業総合センター 鹿島哲郎氏
▽「てんとう虫が育てた指宿のオクラ」JAいぶすき・指宿野菜部会オクラ部会 前川信男氏
▽「築地宣言および活動報告」日本生物防除協議会事務局
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