UPLがアリスタ社を買収 世界5位に2019年2月4日
インド最大の農薬メーカー、UPLは2月1日、アリスタ・ライフサイエンス社を買収したと発表した。買収により売上げ高は合計で約50億ドルになり世界で7位から5位となる。
(写真)左からアジット・プレミナス(ビジネスメンター、クロッププロテクション)、パウラ・ピント(グローバルヘッド、戦略提携担当)、小林久哉(リージョナルヘッド、アジア担当)の各氏
UPLは農薬をはじめとする化学製品を製造販売するインド最大の農薬メーカーで2000年に日本に進出した。一方、アリスタ・ライフサイエンスは2001年にトーメン(現 豊田通商)とニチメン(現 双日)が設立した。
UPLはジェネリック農薬を中心に高い製造能力を持ち、種子やポストハーベスト農薬なども販売している。インド、南北アメリカ、西ヨーロッパに強い。
アリスタは果樹や蔬菜などの化学農薬のほか天敵農薬などの生物農薬、種子処理剤も手がけ、アフリカ、ロシア、東ヨーロッパに強い。
アジア担当となる小林久哉リージョナルヘッドは「販売地域を補完し、品ぞろえも増えより大きな市場をカバーできる。日本のメーカーとも協力していきたい」と話した。
新生UPLは76か国に拠点を持ち130か国以上で販売を行うことになる。ただ日本国内でのアリスタ社製品の販売はこれまでのルートで拡大していくとしたほか、新生UPLの社名、ブランド名などは今後検討していく。 新たに掲げた経営理念は「OpenAg」(オープンアグ)。農薬販売のみならず、農業現場の課題解決をする技術革新に対して、他企業ともコラボレートして「持続可能な成長をもたらすオープンな農業ネットワーク創出をめざす」(同社)としており、スマート農業への参入も表明した。
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