輸入小麦 売渡価格8.7%下げ-農水省2019年9月10日
農林水産省は9月10日、10月からの輸入小麦の政府売渡価格を前期(4月~9月まで)に比べ8.7%引き下げることを決めた。
シカゴの小麦相場は、5月中旬以降、米国産地での降雨で品質悪化が懸念され、一時は上昇したが、7月中旬以降は米国の収穫増の見込みや、世界的に供給量が潤沢であることなどから軟調に推移した。このため4月期の売渡価格算定期間の平均5.1ドル/ブッシェルに比べて、4.8ドル/同と下落した。海上運賃も米国での船舶需給の緩和など前期の47ドル/トンに比べて、45ドル/同で推移している。為替も平均110円/ドルと円高で推移した。
こうしたことから10月期の政府売渡価格は4万9890円/トンとなり、8.7%の引き下げとなった。平成29年4月期は5万690円と5万円台に上昇して値上げが続き、その後、今年4月期に▲1.7%の5万4630円となった。今回は8.7%と大幅な引き下げとなった。
農林水産省によると、今回の政府売渡価格の改定が消費者物価に与える影響は▲0.007%程度だという。一斤174円の食パンでは▲1.1円と試算している。
重要な記事
最新の記事
-
【第46回農協人文化賞】地域包括医療を推進 厚生事業部門部門・長野県厚生連佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏2025年7月15日
-
【特殊報】ナシにフタモンマダラメイガ 県内で初めて確認 島根県2025年7月15日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 島根県内全域で多発のおそれ2025年7月15日
-
【注意報】野菜類、花き類、ダイズにオオタバコガ 滋賀県内全域で多発のおそれ2025年7月15日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 栃木県全域で多発のおそれ2025年7月15日
-
米価 7週連続で低下 5kg3602円2025年7月15日
-
農業法人 米販売先 農協系統がメインは23% 日本農業法人協会2025年7月15日
-
2025年産米 前年比56万t増の見込み 意向調査概要2025年7月15日
-
テキサス洪水被害は対岸の火事か 公務員削減が安全・安心を脅かす 農林水産行政にも影響2025年7月15日
-
コメ増産政策に転換で加工用米制度も見直しが急務【熊野孝文・米マーケット情報】2025年7月15日
-
青森米パックご飯ご愛顧感謝キャンペーン 抽選で200人にQUOカード JA全農あおもり2025年7月15日
-
農機担当者向け「コンプライアンス研修会」を初開催 JA全農やまなし2025年7月15日
-
農機フェア2025を開催 2日間で5309人が来場 富山県JAグループ2025年7月15日
-
GREEN×EXPO2027 特別仕様ナンバープレート交付記念セレモニー開く 横浜市2025年7月15日
-
「幻の卵屋さん」アリオ北砂で5年ぶり出店 日本たまごかけごはん研究所2025年7月15日
-
子ども向け農業体験プログラム「KUBOTA AGRI FRONTの夏休み2025」開催 クボタ2025年7月15日
-
香春町と包括連携協定締結 東洋ライス2025年7月15日
-
官民連携 南相馬市みらい農業学校生へ農業経営相談機能等を提供 AgriweB2025年7月15日
-
鳥インフル 米ワシントン州などからの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年7月15日
-
鳥インフル ブラジルからの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年7月15日