植物新品種の保護方策を議論 農水省の検討会2019年9月19日
農林水産省は、9月25日に「第5回優良品種の持続的な利用を可能とする植物新品種の保護に関する検討会」を開催する。今回は、農業者からのヒアリング、これまで議論の整理および意見交換が議題。
植物新品種は農業の生産性の向上や消費者の多様な嗜好に応えることで、農業者の収益の増大をもたらすものであり、高い技術力に支えられ日本で開発された新品種は、国内のみならず海外でも高く評価され、日本農業の強みの源泉の1つとなっている。
こうした植物新品種を知的財産として保護するため、種苗法に基づく品種登録制度があるが、近年、日本で開発された品種が海外に流出し栽培が広がっていることが問題となっている。
また、日本農業の強みを活かした輸出戦略の実現や様々な栽培上の課題の解決を求められるなか、日本の品種開発は停滞傾向にあり、将来的な農業の国際競争力への影響が懸念される。
こうした情勢の変化を踏まえ、農業者が優良な品種を持続的に利用していくことが可能となるように、より実効性ある植物新品種の保護が図られる方策を広く関係者で議論し、方向性を検討することがこの検討会の目的だといえる。
今回の検討会の概要は次のとおり。
◆開催日時と場所:
▽日時 9月25日(水)15時?17時
▽場所 中央合同庁舎4号館共用123会議室
▽所在地 東京都千代田区霞が関3?1?1中央合同庁舎4号館1階
◆議題:
▽農業者からのヒアリング
▽これまでの議論の整理
▽意見交換
◆傍聴可能人数:
30名程度(希望者多数の場合は抽選)
◆傍聴申し込み:
▽インターネットでの申し込み先
▽申し込み締切は9月23日(月)17時(必着)
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