群馬県の野生イノシシ 豚コレラに感染2019年10月7日
農林水産省は10月4日、群馬県の野生イノシシで豚コレラに感染している個体が確認されたと発表した。
同県藤岡市と上野村で捕獲された2頭のメスの成獣について、県による遺伝子検査で陽性が疑われたことから、国の機関である農研機構動物衛生研究部門で遺伝子解析を実施した結果、4日に豚コレラウイルス陽性が確定した。
野生イノシシの陽性確認地点から10キロ圏内の養豚農場は監視対象農場とな。対象農場は藤岡市の陽性確認地点からは12農場、上野村の確認地点からは1農場となっている。対象農場には家畜保健衛生所による立入検査の実施、飼養豚の異常の有無の確認を行う。また、農水省は群馬県と連携し、県内の全養豚農場に対して、飼養衛生管理基準の遵守の徹底を指導するとともに、野生イノシシ対策を実施する。
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