農業を環境創造型産業へ 農水省がSDGs時代の基本方針2020年3月18日
農林水産省は3月16日、「農林水産省環境政策の基本方針」を公表した。農林水産業、食品産業を環境も経済も向上させる環境創造型産業への進化をめざすとしている。
基本方針では、わが国が自然資本大国であり、その強みを劣化させることなく、さらに蓄積して次世代へ継承することが、農林水産業に求められていると同時に、持続可能な社会の構築に対応しない企業は投資家や消費者から信頼を得られない時代を迎えていることを強調した。
そのうえで3つの理念を掲げた。
1つめでは、農林水産業・食品産業の環境負荷低減への取り組みと同時に環境も経済も向上させる環境創造型産業への進化をめざすことを掲げた。
2つめは、生産から廃棄、再生利用までのサプライチェーンを通じた取り組みと、これを支える農林水産政策のグリーン化と研究開発の強力な推進。
3つめは事業体としての農林水産省の環境負荷低減の取り組みと自己改革。
今後のおもな取り組みとしては、農水省が実施する事業について環境への取り組みを採択の要件や加点要素とすることなどで現場の促進を図る。
また、川上から川下までサプライチェーン全体での環境負荷低減に取り組み、それが消費者に伝達、理解される仕組みを構築する。農林水産省としても、職員が業務のみならず普段の消費行動もふくめた意識改革を徹底し、環境やSDGsを意識した政策立案を実践していくとしている。
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