農業を環境創造型産業へ 農水省がSDGs時代の基本方針2020年3月18日
農林水産省は3月16日、「農林水産省環境政策の基本方針」を公表した。農林水産業、食品産業を環境も経済も向上させる環境創造型産業への進化をめざすとしている。
基本方針では、わが国が自然資本大国であり、その強みを劣化させることなく、さらに蓄積して次世代へ継承することが、農林水産業に求められていると同時に、持続可能な社会の構築に対応しない企業は投資家や消費者から信頼を得られない時代を迎えていることを強調した。
そのうえで3つの理念を掲げた。
1つめでは、農林水産業・食品産業の環境負荷低減への取り組みと同時に環境も経済も向上させる環境創造型産業への進化をめざすことを掲げた。
2つめは、生産から廃棄、再生利用までのサプライチェーンを通じた取り組みと、これを支える農林水産政策のグリーン化と研究開発の強力な推進。
3つめは事業体としての農林水産省の環境負荷低減の取り組みと自己改革。
今後のおもな取り組みとしては、農水省が実施する事業について環境への取り組みを採択の要件や加点要素とすることなどで現場の促進を図る。
また、川上から川下までサプライチェーン全体での環境負荷低減に取り組み、それが消費者に伝達、理解される仕組みを構築する。農林水産省としても、職員が業務のみならず普段の消費行動もふくめた意識改革を徹底し、環境やSDGsを意識した政策立案を実践していくとしている。
重要な記事
最新の記事
-
生産者の米穀在庫量257kg 前年同月比17.4%減 農水省2025年10月24日 -
(458)農業AIは誰の記憶を使用しているか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月24日 -
甘みたっぷりブランド温州みかん 福岡県産「北原早生フェア」25日から開催 JA全農2025年10月24日 -
11月23日は『ねぎ』らいの日「小ねぎフェア」27日から開催 JA全農2025年10月24日 -
JAタウン「あつめて、兵庫。」×「お肉の宅配 肉市場」コラボ特別セット販売2025年10月24日 -
東大発 農業AIスタートアップが「農地集約サービス」提供開始 ソラグリ2025年10月24日 -
鳥インフル 米アイダホ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月24日 -
生菌入り混合飼料「ビオスリー EX」発売 東亜薬品工業2025年10月24日 -
秋の味覚と笑顔があふれる1日「グリーンフェスタ in 北九州」開催 グリーンコープ生協ふくおか2025年10月24日 -
坂東市と子育て連携協定締結「おめでとうばこ」を配達 パルシステム茨城 栃木2025年10月24日 -
宇治抹茶を使用「抹茶ラテ 蜜がけかりんとう」新発売 亀田製菓2025年10月24日 -
2025年度研修No.8「今すぐ利益を出せる⼈⼯光型植物⼯場の注⽬ポイント」開催 千葉大学植物工場研究会2025年10月24日 -
10月29日は「おいしい大豆ミートの日」記念プレゼントキャンペーン実施 日本大豆ミート協会2025年10月24日 -
「令和7年度 信州安曇野 食の感謝祭」イベント開催2025年10月24日 -
「本格焼酎と泡盛フェア」31日に東京ミッドタウン八重洲で開催 日本酒造組合中央会2025年10月24日 -
【米価高騰・今こそ果たす農協の役割】農協は農家のインフラ 急がれる「備蓄米買い上げ」 神明・藤尾益雄社長インタビュー(下)2025年10月23日 -
現場の心ふまえた行政を 鈴木農相が職員訓示2025年10月23日 -
全中会長選挙を実施 12月に新会長決定 JA全中2025年10月23日 -
花は見られて飽きられる【花づくりの現場から 宇田明】第71回2025年10月23日 -
続・戦前戦後の髪型と床屋・パーマ屋さん【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第361回2025年10月23日


































