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水稲で斑点米カメムシ類が広範に発生ー病害虫発生予報・農水省2020年7月6日

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農林水産省は7月1日、「令和2年度病害虫発生予報第4号」を発表した。

果樹カメムシ類に関する都道府県の発生予察情報果樹カメムシ類に関する都道府県の発生予察情報

向こう1か月の主要な病害虫の発生予察情報によると、水稲では斑点米カメムシ類の発生が南東北、北陸、近畿、中国、四国、南九州の一部の地域で多くなると予想されている。

野菜類では、ねぎのアザミウマ類の発生が北東北、南関東、北九州の一部の地域で多くなる見込み。

果樹では、果樹カメムシ類の発生が本州以南の一部の地域で多くなると予測され、複数の都道府県から注意報が発表されている。このほか、茶のハマキムシ類など地域によっては多くなるとみられる病害虫があり注意を呼びかけている。

◎水稲
いもち病(葉いもち)の発生が、北関東の一部の地域で多くなると予想され、三重県から注意報が発表された。向こう1か月の気象予報では、平均降水量が北日本で平年並みか平年より多くなると予想され、断続的な降雨により水稲の葉面が湿潤となり、本病に感染しやすい好適な条件となるため、急激に発生するおそれがある。

特に、補植用取置き苗は、密生して本病が感染しやすい条件となっているので発生源になる。補植後は放置せず早期の除去を徹底すること。

なお、今後の本田散布に際し一部の薬剤に対して耐性菌が発生しているので、都道府県から発表される発生予察情報などを参考に検討するよう促している。

紋枯病の発生も、北陸や四国の一部地域で多くなると予想される。昨年同病が多発した地域では、今年も多発するおそれがあるため注意が必要。同病は高温多湿条件で発生が助長され、病勢は少しずつ進展していく。向こう1か月予報では、気温は全国的に平年より高くなると予想されていることから、今後の発生状況に注意し適期に防除を実施すること。

セジロウンカの発生が、近畿や中国の一部地域で多くなる見込み。同虫は、梅雨時期に中国大陸から飛来し、水田で増殖して水稲を加害する。水田の見回りの際には株元を注意深く観察し、株元に褐色の点やすじ状の傷(産卵痕)が目立ち成虫または幼虫の発生が多く見られる場合は、都道府県の発表する発生予察情報などを参考に適期に防除を実施すること。

斑点米カメムシ類の発生が、南東北、北陸、近畿、中国、四国、南九州の一部地域で多くなる見通し。新潟県、福井県、宮崎県から注意報が発表されている。
同虫は水田周辺の雑草に生息し、出穂期になると水田に侵入し穂を加害する。このため、水田周辺雑草の除草は本虫の発生量の抑制に効果的だが、出穂期直前の除草は同虫の水田への侵入を助長し被害を増加させるおそれがあるため、出穂期の10日前までに完了すること。

 
◎野菜・花き
・ねぎ
アザミウマ類の発生が、北東北、南関東、北九州の一部地域で多くなると予想され、岩手県から注意報が発表された。同虫は作物を加害するほか、多くの植物病原ウイルスを媒介することが知られている。発生密度が高くなると防除困難となるため、ほ場の観察をきめ細かく行うとともに発生初期に防除を実施すること。
同虫は薬剤抵抗性が発達しやすいため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に同一系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定するよう促している。

・作物共通
ハスモンヨトウの発生が、北関東や四国の一部地域で多くなると予想される。ほ場内の発生状況に注意しながら、都道府県から発表される発生予察情報等を参考に、適期に防除を実施するよう求めている。

◎果樹・茶
・果樹共通
果樹カメムシ類の発生が、本州以南の一部の地域で多くなると予想され、福島県、栃木県、長野県、石川県、京都府、鳥取県、広島県から注意報が発表されている。
同虫は、かんきつ、なしなどの果実を加害する。今後、当年世代(越冬世代以降の世代)を中心に、夏期の薄暮時に餌を求めて園地に移動するようになる。今年の越冬世代の発生が多かった地域では、次世代の発生量が多くなるので特に注意が必要。
同虫の飛来状況は地域や園地により異なるので、都道府県の発表する発生予察情報などを参考にしながら、園内の観察をきめ細かく行うこと。飛来が認められた場合は初期から防除を実施すること。

・なし
ハダニ類の発生が、北東北や南関東の一部の地域で多くなると予想される。園内を注意深く観察し、発生状況に応じて防除を実施するよう求めている。
同虫は薬剤抵抗性が発達しやすいので、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に同一系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定すること。

・もも
せん孔細菌病の発生が、南東北、甲信、東海の一部地域で多くなると予想され、岐阜県から注意報が発表されている。
同病は前年の発生程度が翌年の春型枝病斑の発生に影響する。今年多発生となった園地については、来年の発生を抑えるため収穫後の秋期防除について、り病枝の切除や薬剤散布を実施するよう促している。

・茶
クワシロカイガラムシの発生が、東海の一部の地域で多くなると予想される。同虫防除はふ化直後の幼虫を対象に実施することが効果的。中切り後には、伸長した枝に定着した雌成虫が多く産卵するため、都道府県の発表する発生予察情報などを参考に適期に確実な防除が必要だ。
ハマキムシ類の発生が、東海や近畿の一部地域で多くなると予想される。ハマキムシ類は地域で発生する種類の違いにより、薬剤の効果が異なることが知られている。幼虫が葉をつづり合わせてからでは薬剤がかかりにくくなるため、ふ化期~若齢幼虫期を対象とした薬剤散布が効果的だ。
都道府県から発表される発生予察情報などを参考に適切な薬剤を選定し、地域の予察灯やフェロモントラップによる前世代成虫の誘殺最盛日の7日後程度を目安に防除を実施すること。

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