ツマジロクサヨトウを確認 青森県 東北で今年5県目2020年9月2日
青森県は8月27日、ツマジロクサヨトウの発生を確認しおよそ8年ぶりとなる特殊報(第1号)を発出した。東北では今年5県目。
今回の特殊報は、平成24年4月13日以来およそ8年ぶり。
五戸町の飼料用トウモロコシ栽培ほ場1地点で同26日に食害の跡が発見され、農林水産省横浜植物防疫所の同定を経て、翌27日に本種であることを確認した。
飼料用トウモロコシやスイートコーン、ソルガム、サトウキビなど、おもにイネ科作物やしょうがに寄生するツマジロクサヨトウの確認が今年全国に広がっており、東北では山形県で7月8日、秋田県が7月10日、福島県では8月3日、宮城県でも8月17日に確認済み。今年全国では青森も含めて33県(8月31日時点)で確認されている。
文献ではイネ科作物以外にも広範な作物に害を与えるとされ、疑わしい幼虫を発見した場合、速やかに病害虫防除所に連絡する必要がある。
青森県では昨年10月に津軽地方で幼虫を確認していたが、10.9℃以下では発育できないため、露地越冬の可能性は「まずない」(及川健所長)ので、飛んできた成虫が生んだ卵が羽化した可能性が高いが、理論上は加温施設での越冬も可能であるため、施設栽培などでこれから収穫を迎える作物がある場合、幼虫の発生に注意することとしている。
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