小豆島の農と暮らしを知る 宿泊施設オープン 井上誠耕園2021年1月12日
オリーブと柑橘の農園、井上誠耕園(香川県小豆郡小豆島町)は、空き家を改装した1日1組限定の貸し切り一軒家の宿、おとまり忠左衛門「吉野」をオープン。宿泊の予約受付を始めた。
小豆島には島遍路の文化が根付いており、かつては遍路宿と呼ばれる宿舎が点在。人々の交流が生まれることで、それぞれの村の経済が回っていたが、現在は、年々各集落の衰退とちにに空き家が増え、当時の活気が失われつつある。
こうした時代の流れの中、小豆島の農家である同社は「かつての活気を取り戻したい」「小豆島に新たな人の流れを創りたい」という想いが長年あり、2020年から小豆島活性化の第一歩として、宿泊事業をスタート。点在する空き家を宿にすることで人々の交流を生み、小豆島の文化を知り、島の魅力を今一度再発見してもらうことをめざしている。
観光スポットだけでなく小豆島に根付く文化、生活、産業の中にも小豆島の魅力は潜んでいる。あえて、観光スポットではない島の人々の生活がある場所に忠左衛門「吉野」をオープンすることで、島の人たちのリアルな風景を「見に来る」のではなく「その風景と一体化し体験する」ことができる宿泊施設を提供する。
小豆島には、オリーブを始め素麺や醤油などの特産品や様々な産業があり、至る所にオリーブの木が植えられ、農作業する人々の姿がある。ほかにも素麺を作っている人々、漁の準備をしている漁師の姿、醤油蔵から流れてくるもろみの香りなど島の集落を見て、感じられる。おとまり忠左衛門「吉野」では、宿を拠点として井上誠耕園のオリーブの魅力を味わえるプランとともに、小豆島ならではのリアルな体験を五感で味わえる様々な付属プランを用意している。
井上誠耕園での体験「季節の農園ガイド」
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(164)-食料・農業・農村基本計画(6)-2025年10月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(81)【防除学習帖】第320回2025年10月18日
-
農薬の正しい使い方(54)【今さら聞けない営農情報】第320回2025年10月18日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第114回2025年10月18日
-
【注意報】カンキツ類に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(1)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(2)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(3)2025年10月17日
-
25年度上期販売乳量 生産1.3%増も、受託戸数9500割れ2025年10月17日
-
(457)「人間は『入力する』葦か?」という教育現場からの問い【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月17日
-
みのりカフェ 元気市広島店「季節野菜のグリーンスムージー」特別価格で提供 JA全農2025年10月17日
-
JA全農主催「WCBF少年野球教室」群馬県太田市で25日に開催2025年10月17日
-
【地域を診る】統計調査はどこまで地域の姿を明らかにできるのか 国勢調査と農林業センサス 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年10月17日
-
岐阜の飛騨牛や柿・栗など「飛騨・美濃うまいもん広場」で販売 JAタウン2025年10月17日
-
JA佐渡と連携したツアー「おけさ柿 収穫体験プラン」発売 佐渡汽船2025年10月17日
-
「乃木坂46と国消国産を学ぼう!」 クイズキャンペーン開始 JAグループ2025年10月17日
-
大阪・関西万博からGREEN×EXPO 2027へバトンタッチ 「次の万博は、横浜で」 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月17日
-
農薬出荷数量は0.5%増、農薬出荷金額は3.5%増 2025年農薬年度8月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年10月17日
-
鳥取県で一緒に農業をしよう!「第3回とっとり農業人フェア」開催2025年10月17日
-
ふるさと納税でこどもたちに食・体験を届ける「こどもふるさと便」 IMPACT STARTUP SUMMIT 2025で紹介 ネッスー2025年10月17日