鳥インフル ロシアでヒトへの感染確認 国内でも防疫万全対策2021年2月24日
野上浩太郎農相は2月24日の会見でロシアで鳥インフルエンザウイルスが人に感染した事例が確認されたことを受けて、国内での発生農場での従業員や防疫従事者への防疫対策に改めて万全を期していくことを強調した。
欧州における高病原性鳥インフルエンザの発生状況(2020年1月以降)(クリックで拡大)
野上農相によるとロシア政府は2月20日、高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N8亜型の鳥から人への感染が確認されたとWHO(世界保健機関)に報告した。
今回の事例では、感染した鳥と濃厚接触した養鶏場の従業員7名からH5N8亜型のインフルエンザウイルスが検出されたという。感染した7名は一時体調を崩したが、その後は回復しており、人から人への感染は確認されていないと農相は説明した。
ロシアでは昨年8月から今年1月までに72例の高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されている(2月18日現在)。
農水省によると、一般的に鳥の感染症の鳥インフルエンザウイルスが、種の違いを超えて鳥から人へ感染するのは、感染した鳥などに濃厚に接触した場合に限られているという。
農相は「日本国内での発生農場の防疫作業にあたっては防護服やゴーグル、マスク、手袋の着用など感染防止策に万全を期して実施している。
さらに厚労省においては都道府県衛生部局と連携して現地に医師を派遣するなどして従業員を含めて防疫作業従事者の健康状態に異常がないか確認している。これまでに感染を疑うような報告はない。引き続き厚労省と連携して国内発生農場における人への感染対策に万全を期す」と話した。
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