野生鳥獣による農林水産業への被害が全国的に深刻な状況となっている。農水省は都道府県等と連携して推進している各地の鳥獣対策の一環として、「鳥獣対策」に取り組み、地域に貢献している個人と団体を表彰し、優良事例を広く紹介する。

表彰対象者は、地域で鳥獣対策に貢献している個人または団体で、鳥獣対策の活動が、概ね5年以上継続的に行われていることが条件。表彰は、農林水産大臣賞が、2点以内。農林水産省農村振興局長賞は6点以内。表彰式、2022年2月頃を予定している。

◎募集概要

＜表彰対象＞
1．個人
市町村の鳥獣被害対策実施隊の隊員や実施隊の活動に協力している者、市町村で活動している者であって、都道府県内の市町村や集落等において、鳥獣対策への的確な指導・助言または継続的な参加により、地域への貢献が顕著であると認められる者。

2．団体
実施隊または実施隊と連携して活動している団体とし、他の模範となるような鳥獣対策に継続的に取り組んでいる団体。

＜表彰の内容＞
農林水産大臣賞（2点以内）：被害防止部門（個人・団体）または捕獲鳥獣利活用部門（個人・団体）

農林水産省農村振興局長賞（6点以内）：被害防止部門（個人・団体）または捕獲鳥獣利活用部門（個人・団体）

＜応募方法＞
〇都道府県による推薦
・応募者は応募用紙に必要事項を記入し、都道府県鳥獣被害対策担当部署に提出。
・都道府県は推薦調書を添付し、農村振興局農村政策部鳥獣対策・農村環境課に提出。

〇農作物野生鳥獣被害対策アドバイザーによる推薦
農作物鳥獣被害対策アドバイザーが表彰候補を推薦する場合、農村振興局農村政策部鳥獣対策・農村環境課に応募用紙及び推薦調書を提出。

＜募集期間＞
〇都道府県による推薦の場合
応募者から都道府県鳥獣被害対策担当部署への提出期限：11月5日必着

〇農作物野生鳥獣被害対策アドバイザーによる推薦の場合
農作物野生鳥獣被害対策アドバイザーから農村振興局農村政策部鳥獣対策・農村環境課への提出期限：11月19日必着