【米政策】米の現物市場検討会を設置 農水省2021年10月1日
農林水産省は米の現物市場の創設について検討するため、関係者が参加する「米の現物市場検討会」を設置し第1回検討会を9月29日に開催した。
米の生産現場では米の需給実態を示す価格指標として十分な現物市場が存在しておらず、さまざまな米の用途の需給に応じた価格形成を行う現物市場について具体的に議論することが求められるとして自民党の関係部会も農林水産省に要請していた。
検討会は自由な意見交換を確保する観点から非公開とされた。第1回会合ではそれぞれの立場から米の現物市場の検討の方向性について意見を表明した。11月下旬の第2回会合では論点を整理し、来年3月上旬に検討会として取りまとめる。米の現物取引については、平成2年産米から(財)全国米穀取引・価格形成センターがおもに活用されていた。平成16年の食糧法改正で米の流通が自由化されたことから取引数量は激減し23年末で解散した。
◎米の現物市場検討会委員名簿
▽大熊茂・一般社団法人全国スーパーマーケット協会調査役
▽齋藤一志・株式会社まいすたぁ代表取締役
▽白井恒久・わらべや日洋ホールディングス株式会社取締役常務執行役員
▽鈴木千賀雄・全国主食集荷協同組合連合会常務理事
▽高尾雅之・全国農業協同組合連合会常務理事
▽中嶋康博・東京大学大学院農学生命科学研究科農業・資源経済学専攻教授
▽馬場利彦・全国農業協同組合中央会専務理事
▽平石博・有限会社グリーン代表取締役
▽佛田利弘・株式会社ぶった農産代表取締役
▽村瀬慶太郎・株式会社むらせ代表取締役社長
▽山﨑元裕・株式会社ヤマタネ代表取締役社長
(五十音順、敬称略)
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(1)養豚農家に寄り添い疾病を防ぐ クリニック北日本分室 菅沼彰大さん2025年9月16日
-
【石破首相退陣に思う】戦後80年の歴史認識 最後に示せ 社民党党首 福島みずほ参議院議員2025年9月16日
-
【今川直人・農協の核心】全中再興(6)2025年9月16日
-
国のプロパガンダで新米のスポット取引価格が反落?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年9月16日
-
准組合員問題にどう向き合うか 11月15日に農協研究会開催 参加者を募集2025年9月16日
-
ファミリーマートと共同開発「メイトー×ニッポンエール 大分産和梨」新発売 JA全農2025年9月16日
-
「JA共済アプリ」が国際的デザイン賞「Red Dot Design Award2025」受賞 国内の共済団体・保険会社として初 JA共済連2025年9月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」北海道訓子府町で じゃがいもの新品種「ゆめいころ」を収穫 JAタウン2025年9月16日
-
山形県産「シャインマスカット」品評会出品商品を数量限定で予約販売 JAタウン2025年9月16日
-
公式キャラ「トゥンクトゥンク」が大阪万博「ミャクミャク」と初コラボ商品 国際園芸博覧会協会2025年9月16日
-
世界初 土壌団粒単位の微生物シングルセルゲノム解析に成功 農研機構2025年9月16日
-
「令和7年8月6日からの低気圧と前線による大雨に伴う災害」農業経営収入保険の支払い期限を延長(適用地域追加)NOSAI全国連2025年9月16日
-
農薬出荷数量は1.3%増、農薬出荷金額は3.8%増 2025年農薬年度7月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年9月16日
-
林業の人手不足と腰痛課題解消へ 香川西部森林組合がアシストスーツを導入 イノフィス2025年9月16日
-
農業支援でネイチャーポジティブ サステナブルの成長領域を学ぶウェビナー開催2025年9月16日
-
生活協同組合ユーコープの宅配で無印良品の商品を供給開始 良品計画2025年9月16日
-
九州・沖縄の酪農の魅力を体感「らくのうマルシェ2025」博多で開催2025年9月16日
-
「アフガニスタン地震緊急支援募金」全店舗と宅配サービスで実施 コープデリ2025年9月16日
-
小学生がトラクタ遠隔操縦を体験 北大と共同でスマート農業体験イベント開催へ クボタ2025年9月16日
-
不在時のオートロックも玄関前まで配達「スマート置き配」開始 パルシステム千葉2025年9月16日