海外で直接申請の日本水産物で初「みやぎサーモン」ベトナムでGI登録 農水省2022年10月5日
農林水産省は10月3日、日本の地理的表示(GI)産品である宮城県の「みやぎサーモン」が、ベトナムでGIとして8月17日に登録されたことを発表した。海外において、直接申請により初めて登録された日本のGI水産物となる。
農水省は、海外における日本のブランド産品の模倣品排除とブランド保護のため、輸出品目について、海外でのGI登録を推奨している。このほど、日本のGI産品「みやぎサーモン」が、ベトナムでGIとして登録。日本のGI水産物として、海外で直接申請により初めて登録された。これにより、ベトナムにおいて「みやぎサーモン」の模倣品は、行政上の救済手段や輸出入における水際措置が活用できるようになり、現地でのブランドの保護につながる。
宮城県のリアス式海岸は、水深が深く波も穏やかで、7月後半まで海水温が20℃以下と低いことから、ギンザケの養殖に適している。宮城県は「養殖ギンザケ」発祥の地で、1976年頃から養殖が始まり、国内で養殖ギンザケの生産量のシェアは9割を超える。1996年頃に生餌から人工配合飼料に切り替えるとともに、活け締めによる鮮度保持技術を向上させてきた。「みやぎサーモン」は、身にツヤと張りがあり、包丁を入れると刃をつかむような感触。、生臭くなく、生鮮で刺身で食べられる。
◎これまでにベトナムで登録された日本のGI産品
鹿児島黒牛(鹿児島県)登録日:令和2年12月25日
市田柿(長野県)登録日:令和3年6月14日
◎これまでに日本で登録されたベトナムのGI産品
ルックガン・ライチ登録日:令和3年3月12日
ビントゥアン・ドラゴンフルーツ登録日:令和3年10月7日
重要な記事
最新の記事
-
鳥インフルエンザ 愛知で国内40例目2025年1月21日
-
食料安保と気候対応 バイオエコノミーの重要性確認 ベルリン農相会合2025年1月21日
-
米のひっ迫感 「決して健全な状態だと思わない」 江藤農相2025年1月21日
-
【JAトップ提言2025】「協治戦略」で共生に道 JAはだの組合長 宮永均氏2025年1月21日
-
【JAトップ提言2025】農業応援団と地域振興 JAいちかわ組合長 今野博之氏2025年1月21日
-
牛窓地区のブランド野菜「牛窓甘藍」「冬黄白菜」で試食会 JA全農おかやま2025年1月21日
-
岐阜県産有機野菜で学校給食 中学生がメニューを考案 JA全農岐阜2025年1月21日
-
大分の家畜市場で子牛の初セリ式 前年より平均単価アップ JA大分2025年1月21日
-
上場銘柄の加重平均価格は1俵4万6417円【熊野孝文・米マーケット情報】2025年1月21日
-
JA相模原とJA佐久浅間が友好JA協定 2月10日に締結2025年1月21日
-
「第7回らくのうマルシェ」25日に開催 全酪連2025年1月21日
-
自社ウェブサイトが主要IRサイト調査にて高評価を獲得 日産化学2025年1月21日
-
腕上げ作業の負担軽減「TASK AR TypeS3」レンタル開始 アクティオ2025年1月21日
-
野菜価格高騰 野菜がお得に購入できる家計応援キャンペーン実施中 ポケットマルシェ2025年1月21日
-
「ノウフク商品」販売イベント 羽田空港第3ターミナルで開催中 日本基金2025年1月21日
-
地産全消「野菜生活100 福島あかつき桃ミックス」新発売 カゴメ2025年1月21日
-
「マイカー共済」4月1日から制度改定 こくみん共済 coop〈全労済〉2025年1月21日
-
新規水稲用除草剤「ウツベシMX ジャンボ/エアー粒剤」販売開始 シンジェンタ2025年1月21日
-
【機構変更及び人事異動】杉本商事(4月1日付)2025年1月21日
-
【機構改正・人事異動】ニッスイ(3月1日付)2025年1月21日