石川県珠洲市で震度6強 ため池10か所やライスセンターなど被害 地元JAは断水の中で対応2023年5月8日
5月5日午後、石川県能登地方を震源とする地震があり、珠洲市で最大震度6強を観測した。石川県によると、農業関係では珠洲市内で10か所のため池で亀裂が入るなどの被害が確認されている。地元のJAすずし本店では断水が続く中、職員が組合員へのブルーシート配布などの対応に当たっている。
震度6強を観測した石川県珠洲市の被害の様子(石川県ホームページより)
石川県農林水産部の被害状況まとめ(8日午前7時現在)によると、震度6強を観測した珠洲市では9か所のため池で堤防に亀裂が入る被害が確認されたのをはじめ、1か所のため池で斜面の保護ブロックが約10センチ沈下しているのが確認され、ブルーシートを被せる応急処置を取っている。また、同市内のいちごの栽培設備が一部損壊したほか、護岸(農地海岸施設)にも一部倒壊の被害が見られたという。
畜産関係では、畜舎の柱の損壊やガラスの破損、アスファルトに亀裂が入るなどの被害が確認された。
地元の「JAすずし」によると、同本店では水道管の破損により漏水が発生し、断水が続いている。復旧を急いでいるが、8日中は難しいという。また、地震による隆起で敷地内の地面でひび割れが生じ、ドアが開けにくいなどの影響が出ている。こうした中で、組合員へのブルーシートの配布や共済関係の電話応対などに当たっているという。
また、同JA管内のライスセンターでは一部でタンクが倒れるなどの被害があり、乾燥機などに影響がないか現地で確認をしているという。JA直売所のグリーンセンターすずでは、地震発生時に商品が落下するなどの被害があり、一時営業を休止したが、6日からは再開している。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】あぶらな科野菜にコナガが多飛来 防除開始時期に注意 北海道2025年5月14日
-
【JA人事】JAなめがたしおさい(茨城)新組合長に金田富夫氏(4月26日)2025年5月14日
-
共済・保険契約の安心感は高く、契約は担当者の訪問で 2024年度共済事業にかかる認知度等調査 日本共済協会2025年5月14日
-
歴史の改ざんを許さない【小松泰信・地方の眼力】2025年5月14日
-
【JA人事】JAさがえ西村山(山形県)安孫子常哉組合長を再任(5月9日)2025年5月14日
-
「GREEN×EXPO 2027」にカタール国が初の公式参加契約 2027年国際園芸博覧会協会と調印式2025年5月14日
-
食品関連企業の海外展開セミナー開催 現地のビジネス投資環境を紹介 農水省2025年5月14日
-
父の日に届ける「比内地鶏焼鳥串詰合せ」「きりたんぽ鍋セット」予約受付 JAタウン「おらほの逸品館」 JA全農あきた2025年5月14日
-
全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)岡山県予選会に賞品 JA全農おかやま2025年5月14日
-
令和7年度「ミスあきたこまち」募集開始、応募は6月30日まで JA全農あきた2025年5月14日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」駿府楽市でお買い物&静岡そだちで焼肉を堪能 JAタウン2025年5月14日
-
日本茶海外輸出に資する緑茶用新品種「せいめい」SOP公開 農研機構2025年5月14日
-
小田原市、山崎製パン、JAかながわ西湘が連携「梅ジャム&ミルクホイップツイストドーナツ」新発売2025年5月14日
-
さいたま市「東日本まるまるマルシェVol.2」青森・福島・会津若松・小山・新潟の自慢の逸品フェア開催2025年5月14日
-
note投稿コンテスト「#子どもの安全を考える」開催 こくみん共済coop2025年5月14日
-
農薬製品ページを全面リニューアル クミアイ化学工業2025年5月14日
-
離農支援サービス「アトツギ」耕作放棄地再生で地域農業を活性化 唐沢農機サービス2025年5月14日
-
肥料設計セミナー 鹿児島県鹿屋市で開催 農機具王2025年5月14日
-
生産量日本一 茨城県産メロンの魅力発信「いばらきメロン品評会」開催2025年5月14日
-
新緑の秋田で田植え・山菜摘み体験 生産者と協同で知る産地の魅力 パルシステム東京・千葉2025年5月14日