中国へ輸出の水産物の一部が税関で留め置き 野村農相「詳細な状況を確認中」2023年7月21日
東京電力福島第一原発の処理水の海への放出に反発している中国で、日本からの水産物の一部が税関当局で留め置かれている動きがあることについて、野村哲郎農相は7月21日の閣議後会見で、「詳細な状況を確認中」としながらも、「科学的根拠に基づき、引き続き現行の規制の早期撤廃とともに、さらなる規制を行わないよう強く働きかけたい」と述べた。
福島第一原発の処理水の海への放出をめぐって、中国外務省は水産物などの輸入への検疫を強化する考えを示しており、すでに日本から輸出された水産物の一部が税関当局で留め置かれていると一部で伝えられている。
これについて野村農相は会見で、「中国への水産物輸出の一部が現地の通関で留め置かれている状況が発生しているとの報告を受けており、政府として詳細な状況を確認しています」と述べた。
そのうえで中国の対応について、「日本産食品の安全性は科学的に証明されており、輸入規制は科学的根拠に基づいて早期に撤廃すべきというのが日本の基本的立場です。中国にはIAEA包括報告書も踏まえて、現行の規制の早期撤廃とともにさらなる規制強化を行わないよう関係省庁と連携して強く働きかけてまいります」と述べ、外務省などとともに中国と交渉を続けていく姿勢を示した。
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