大豆収穫量 25万9800t 2017年以来の25万t超 農水省2024年4月16日
農林水産省は2023年産大豆の収穫量を4月10日に公表した。前年産に比べ7%増加し25万9800tとなった。
全国の作付面積は15万4700haで前年産に比べて3100ha(2%)増加した。
全国の10a当たり収量は168㎏で前年産を5%上回った。北海道と九州で生育期間がおおむね天候に恵まれたことから着さや数が多かったためだという。
全国の収穫量は25万9800tで前年産に比べ1万7000t増えた。
都道府県別の収穫量は、北海道11万4600t(44%)、宮崎1万9400t(7%)、佐賀1万5500t(6%)、福岡1万5000t(6%)、滋賀9900t(4%)などとなっている。
大豆の生産量は1987年の28.7万t。25万t以上の生産量を記録したのは23年産で8回目。
現行の基本計画では2030年に34万tを目標としており、作付面積を17万haとしているが、目標達成のためには平年単収を10a当たり200㎏とする必要がある。
大豆の単収は地域ごとのばらつきも大きく23年産では北海道は10a当たり253㎏、佐賀は同211㎏、福岡は同185㎏、青森は同173㎏などと高いが、他地域は100~120㎏、またはそれ以下の地域も多い。現行基本計画では、食品産業との連携強化を図りつつ、団地化やスマート農業によるコストの低減、排水対策のさらなる強化、耐病性・加工適正などに優れた新品種の開発、導入を通じて、生産量の向上を図ることとしている。
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