兵庫県川西市特産の早生桃 加茂地区で袋かけ作業 6月中旬から収穫予定2025年5月19日
兵庫県県内有数の早生桃の産地である川西市加茂地区では、5月中旬に多くの生産農家で、直径3センチほどの大きさに育った実の一つひとつに袋を掛ける、桃の「袋かけ」の作業に入った。収穫は6月中旬~下旬の予定している。
桃の袋かけ作業
川西特産の桃は、市内加茂地区などで約40戸の農家が約4ヘクタールの畑で早生品種の「日川白鳳」などを中心に栽培。京阪神地域を中心に年間約60トンを出荷している。
川西市加茂地区で栽培されている桃
「袋かけ」は、早生桃の実が、日焼けで赤黒くなるのを防ぎ、害虫から守るために行われ、伸びた枝に20~30個つく実を間引き(摘果)して、形が良く、育ちのいい実を残す作業。残った実のひとつひとつに白い袋(紙製で縦16センチ、横13センチほど)を被せていく袋かけは、ちょうど今が最盛期を迎えている。
加茂3丁目の畑で「日川白鳳」や「はなよめ」を育てている農家の大田雅之さん(65歳)は約10アールの敷地で桃の木を約50本栽培。約3000枚にわたる袋かけの作業は5月いっぱいまで続き、6月中旬~下旬に収穫を予定しており、収穫期にはにぎりこぶし大の実に育つという。大田さんは「実は順調に成長しています。これからの成長は、天気によって大きく左右されるため、適度に晴れ、雨も降るいい塩梅の気候が続けば、大きくておいしい桃に育つ。皆さんにお届けするのが楽しみ」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日