江藤農相「苦しくても最後までやり遂げる」 立憲・田名部氏「つらいのは国民!」 謝罪し辞職否定2025年5月20日
江藤拓農相は米をめぐる自身の発言をめぐって20日の参院農林水産委員会で野党議員から追及を受け辞職を迫られた。江藤農相は石破総理や林官房長官から「最後まで責任を果たせと言われた」とし、「返す返すも不適切な発言だったお詫び申し上げたい」と謝罪し、最後まで職を務めると「心を決めた」と答弁した。
江藤農相は18日に佐賀県で講演した際、「米は買ったことがない。支援者がくれるから売るだけある」と発言、19日には発言を撤回したが、国民から批判は高まっている。
参院農林水産委員会で江藤農相は石破総理と林官房長官から「農家、国民、消費者に対して不適切で大変無礼な発言だと猛省を促すと叱責された」と述べ、その後、7月まで毎月10万tの備蓄米を放出するなど対策パッケージも固まったとして総理からは「実効性のあるものにしていくため、もう一度緊張感を持って取り組めと言われた。恥ずかしい気持ちもあり、おおいに反省しているが、備蓄米の放出を決めたのは私。結果を出して信頼回復に努めたい」と述べた。
質問した立憲民主党の田名部匡代議員は「米を買っているのに買っていないとうそをついた」ことを問題視、江藤農相は「そう断じられても仕方がない。妻からも叱られた。事実でないことを言ったことはおおいに反省している」と述べた。
発言を撤回したとはいえ、今回の発言は、政治家や政治は国民の苦しみを分かっていないとの不満を高めた信頼を失わせたとの批判は議員からい相次いだ。
江藤農相は「苦しくても最後までやり遂げるのが私の仕事だと心を決めた」と答弁したが、田名部議員はすかさず「つらいのは国民。国民の苦しみが見えなければ政治家でいるべきではない。しっかり結果を出していただかなければならない」と強調した。
国民民主党の舟山康江議員は今回の発言について、農林水産行政のトップである大臣への信頼が揺らいでいること、さらに虚偽の発言をしたことで江藤氏自身の「発言そのものへの信頼が揺らいでいる。大きな失墜を招いた」と批判した。
日本共産党の紙智子議員は「失った信頼は大きい。米が安く早く届くために力を尽くしてほしい」と迫った。
また、無所属の寺田静議員は今回の米流通問題での「結果」とは何かを質問した。
江藤農相は「行政が価格にコミットするのはあってはならないが、短期間で価格が2倍になった。緊急事態で原理原則を言っていても仕方がないレベル」と答弁し、備蓄米の放出で価格が下がることが結果だの認識を示した。
そのうえで「期待された効果が出なければ責任をとりたいとはかつて総理には話したこともある」とも述べており、米価の動向次第では進退問題が再び取り沙汰される状況もある。
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