離島農産物との新たな出会い「島のめぐみ」開催 国の離島農産品がKITTE大阪に集結2025年10月9日
全国の離島連携に取り組む(一社)離島百貨店は10月18日と19日の2日間、KITTE大阪 地下1階 サンクンガーデンで、全国の離島の農産物および畜産加工品を集めた販売会「島のめぐみ」 を開催する。

海に囲まれている離島は海産物が注目されがちだが、自慢の農産物もたくさんある。「島のめぐみ」プロジェクトは、これらの産品を都市部の消費者に広く知ってもらうとともに、付加価値を高めるためのブランディングから販路開拓までをサポートする農林水産省の事業。
「島のめぐみ」出展者
産業人口に占める農業者の割合は、日本全国で約3%。離島地域に限定すると、その割合は約11%と高く、離島の経済を支える大切な産業の一つとなっている。生産量の内訳は、国内に流通する工芸農作物の約20%、いも類の約5%が生産され、日本の食料の安定供給において重要な役割を担っている。一方、四方を海で囲まれた離島は、必然的に海上輸送コストが発生。特に近年は輸送コスト高騰の影響を大きく受け、離島の農業は大変厳しい状況に直面している。
食料・経済安全保障の観点から、日本において食料調達先の多角化を進めることは喫緊の課題であるため、農水省は、離島で生産・加工された農産物等の新規需要の掘り起こしとブランド化を後押し。離島の農業関係者・団体等の所得確保を推進することで、離島農業の振興と食料調達のリスク軽減に取り組んでいる。
イベント期間中は、離島特有の気候がもたらす風味や島独特の食文化が生み出す味わいなど、知られざる島のおいしさを知ってもらおうと、日本各地の離島生産者がKITTE大阪に集結する。
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