農政:全国会議員に聞く「どうするのかコロナ危機」
木村英子 れいわ新選組 参議院議員【緊急特集 全国会議員に聞く「どうするのかコロナ危機」】2021年9月16日
木村英子 参議院議員
○木村英子
○れいわ新選組
○参議院議員
○選挙区:参議院比例区
○出身地:神奈川県横浜市
【1】現在の政府のコロナ対策についての評価
 現在、多くのコロナに感染した人たちが入院できず、自宅療養を余儀なくされている現状において、もはや災害になってしまっています。介護や付き添いが必要な障害者や子どもたちは、ますます入院できず、適切な医療が受けられない厳しい現状に置かれています。
 この現状は、コロナへの具体的な対策が示されず、政府の対応が遅すぎるために招いた人災といえる状況です。
【2】今後のコロナ対策についての提案
・入院できない自宅療養者が増えていますが、どこに病院を設置し、どこをコロナの専門病棟にするというような、社会全体を俯瞰した医療体制、制度設計が必要だと考えます。この構築を、自治体任せにするのではなく、国が責任をもって後押しするべきと思います。
また、保健所から陽性者に連絡すら来ないという状況が報道などでも明らかになっていますが、これは政府が今まで進めてきた保健所の大幅削減が影響していることは明らかです(1992年には全国852カ所に設置されていた保健所は、2019年には472カ所・45%も減少)。現在、保健所の人員確保に向けた予算は令和3年度予算に盛り込まれていますが、今後数年は続くであろう感染対策に対応するために、さらなる保健所の人員確保の支援と、中長期的な保健所の体制の強化をしていく必要があります。
・濃厚接触が避けられない介護の必要な障害者が、コロナにかかった場合、日頃から個々の障害者の介護に熟知した介護者の付き添いが保障されなければ、安心して入院生活を送れず、最悪、命にも係わることがあります。そのため、「特別なコミュニケーション支援が必要な障害児者に対する医療機関における対応について」という通知が厚労省から出されていますが、感染対策を理由に病院が、これを拒否する現状において、入院時派遣の制度がきちんと生かされて介護の必要な障害者のコロナ対策を充実する必要があります。
また、れいわ新選組として、『感染状況に応じて、最大3ヶ月の"徹底補償"つきステイホームにより、人との接触を減らし、その間に保健所体制、医療体制を拡充し、感染をいったん封じ込め、その補償として「コロナ脱却給付金として1人あたり毎月20万円の現金給付」や、「エッセンシャルワーカーへの危険手当の支給」、「医療機関への減収補填」、「飲食やエンタメのみならず、生産現場から、お店に到達するまでのすべてへの補償」を行う』政策を提案しています。
【3】コロナ禍で見えてきた日本の政治のあり方について思うことがありますか?
・現場で困っている当事者の声が、政治に届いていないため、弱者が窮状に置かれている現状がますます加速して、生きることの不安を国民全体に与えています。弱者や現場で困っている人たちの声を無視し切り捨てるような政治を変えていかなければ、いけないと考えています。
重要な記事
最新の記事
- 
            
              
      
    令和7年秋の叙勲 西沢耕一元JA石川県中央会会長ら93人が受章(農協関係)2025年11月3日 - 
            
              
      
    シンとんぼ(166)食料・農業・農村基本計画(8)農業の技術進歩が鈍化2025年11月1日 - 
            
              
      
    みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(83)テトラゾリルオキシム【防除学習帖】第322回2025年11月1日 - 
            
              
      
    農薬の正しい使い方(56)細菌病の防除タイミング【今さら聞けない営農情報】第322回2025年11月1日 - 
            
              
      
    酪農危機の打破に挑む 酪農家存続なくして酪農協なし 【広島県酪農協レポート・1】2025年10月31日 - 
            
              
      
    国産飼料でコスト削減 TMRと耕畜連携で 【広島県酪農協レポート・2】2025年10月31日 - 
            
              
      
    【北海道酪肉近大詰め】440万トンも基盤維持に課題、道東で相次ぐ工場増設2025年10月31日 - 
            
              
      
    米の1等比率は77.0% 9月30日現在2025年10月31日 - 
            
              
      
    2025肥料年度春肥 高度化成は4.3%値上げ2025年10月31日 - 
            
              
      
    クマ対策で機動隊派遣 自治体への財政支援など政府に申し入れ 自民PT2025年10月31日 - 
            
              
      
    (459)断食:修行から管理とビジネスへ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月31日 - 
            
              
      
    石川佳純が国産食材使用の手作り弁当を披露 ランチ会で全農職員と交流2025年10月31日 - 
            
              
      
    秋の果実王 旬の柿を堪能 福岡県産「太秋・富有柿フェア」開催 JA全農2025年10月31日 - 
            
              
      
    「和歌山県産みかんフェア」全農直営飲食店舗で開催 JA全農2025年10月31日 - 
            
              
      
    カゴメ、旭化成とコラボ「秋はスープで野菜をとろう!Xキャンペーン」実施 JA全農2025年10月31日 - 
            
              
      
    食べて知って東北応援「東北六県絆米セット」プレゼント JAタウン2025年10月31日 - 
            
              
      
    11月28、29日に農機フェアを開催 実演・特価品販売コーナーを新設 JAグループ岡山2025年10月31日 - 
            
              
      
    組合員・利用者に安心と満足の提供を 共済事務インストラクター全国交流集会を開催 JA共済連2025年10月31日 - 
            
              
      
    JA全農と共同開発 オリジナル製菓・製パン用米粉「笑みたわわ」新発売 富澤商店2025年10月31日 - 
            
              
      
    【スマート農業の風】(20)GAP管理や農家の出荷管理も絡めて活用2025年10月31日 






















      
    
      
    
      
    

      
    
      
    
      
    
      
    
                                  
      
    
      
    
      
    
      
    
      
    
      
    
      
    
      
    
      
    
      
    
      
    
      
    
      
    
      
    
      
    
      
    
      
    
      
    
      
    





      
    
      
    
      
    
      
    
      
    
      
    
