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農政:今こそ 食料自給「国消 国産」 いかそう 人と大地

【食と農への思い 校長先生100人に聞きました】愛知県 一宮市立大和東小学校2022年11月4日

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【食と農への思いと農業者へのメッセージ】
一宮市立大和東小学校 長谷川伸弘校長

<Q>学校では農業と地域の農産物の大切さをどう教えていますか? その特徴や狙いなどもお願いします。

本校は5年生の活動で、地域の方にボランティア講師をしていただき、稲作体験を行っています。すべての準備をボランティアの方に行っていただいていますので、学校の負担はそれほどなく、子どもたちに米作りの体験をさせることができるので大変感謝しています。
5年生では、社会の授業で農業について学ぶので、農家の方の苦労を知ることにもつながっています。もうすぐ稲刈りを行いますので、子どもたちも楽しみにしています。
この行事は、今年度開催が危ぶまれました。それは、ボランティアさんが高齢になっていることと、お孫さんが小学校を卒業する時期になっているからだと聞いています。子どもたちに体験を通して農業や農作物の大切さを感じてほしいだけに、何とか持続できるようお願いしていきたいと思います。
2年生では、別の地域ボランティアさんに講師をしていただいて、地域の方の畑でサツマイモづくりを体験しています。熱中症対策をしながらのため、なかなか草取りを体験させられず残念ですが、こちらも子どもたちは収穫を楽しみにしています。
自分で作物を作る体験を小さいうちから行うことは、食に関する理解、働くことに関する理解、地域への愛情やほこりにつながると思います。地域ボランティアさんが高齢になって、学校のサポートまで行うことが難しくなっています。昨年度まで一宮市立羽栗中学校の校長を3年間勤めましたが、こちらは2年生がもち米づくりを行い、自分たちで作ったもち米でもちをつき、卒業生に祝い餅として卒業のはなむけに送るという伝統行事がありました。とてもすばらしい行事なのですが、地域の農家さんの指導で教頭先生と2年生のPTA役員が中心になって、無償で借りている地域の田んぼの管理を行うことはとても大変な作業で、PTAの成り手がいないほどだったと聞いています。また、ボランティアさんが高齢で手をひくと言われて行事がなくなる危機になったときに、JAの方が手を挙げてくださり、田んぼの管理や稲作の指導を行ってくださいました。コロナ渦なので、もちはつけませんでしたが、もち米を配付し、地域のあられ屋さんがオリジナルパッケージのあられを作るサポートをしてくださり、現在も形を変えて継続できています。JAさんが手を挙げてくれなければできなかったことです。
苗作りから行っていた作業を苗は購入することにし、JAさんが田の管理を行ってくださるおかげで仕事量が減り、PTAや職員の負担も大きく改善することができました。お金は材料費や肥料費、機械の利用代だけで人件費等は全くなしという会計のおかげで、学校に配当されている予算内ですばらしい体験を継続することができています。JAさんに感謝しかありません。

<Q>これからの日本の農業についてご意見があればお聞かせください。

農業はとても大切なお仕事で、食料自給率がこのままの状況では、日本の未来は明るくないと思います。農家さんと消費者がつながる社会を作ること、子どもたちが農業をやってみたいと思えるように農業の魅力を広く伝えていくことは大切なことだと思います。魅力を伝えるのは人なので、目先のお金にはならないかもしれませんが、農家さんと子どもたちをつなぐ活動、農業の魅力を伝える活動にJAさんに力を入れていただきたいと思います。

<Q>現場の農業者へのメッセージをお願いします。

JAの売り場や道の駅などで、名前や写真入りで作物を販売されているのを見ると、仕事への誇りを感じるとともにスーパーで購入するのとは違った安心感とワクワク感があります。現場の農業者さんの今を知る機会はあまりありません。台風や盗難で被害に遭ったときにはよくニュースで見聞きしますが、頑張っても報われないイメージが広がってしまうことにつながっているかもしれません。農業の魅力をどう発信していくのかみんなで考えていく必要があると思います。上手に小学校を利用していただけたらと思います。

農業の大切さ どう伝える

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