農政:今こそ 食料自給「国消 国産」 いかそう 人と大地
【食と農への思い 校長先生100人に聞きました】宮城県 石巻市立釜小学校2022年11月5日
【食と農への思いと農業者へのメッセージ】
石巻市立釜小学校 赤平光秀校長
<Q>学校では農業と地域の農産物の大切さをどう教えていますか? その特徴や狙いなどもお願いします。
本校ではバケツ稲づくりに取り組みました。農業経験の無い児童がほとんどだったため,楽しみながら貴重な経験をさせていただくことができました。指導に当たっては,普段農業に関わっている方々がどのように農業に取り組んでいるかを伝えながら指導を行いました。毎日食べているお米ですが,育て方を知り,より一層食材を大切にしようとする姿も見られました。また,地域の農産物の大切さを教えるために3学年の社会科では,地域の農家さんに依頼し,畑の見学や農産物の育て方などを教えていただいています。実際に畑でどのように野菜を育てているかを見学させていただきました。農家の方のお話を含め,私たちの生活において農業が大切であり,また身近に感じることができるように指導しています。
学校給食に地場産農産物が使用された際には,給食や食材の説明を行っています。その際に,地域の歴史や現状と関連付けて説明することで食材をより身近に感じられるように工夫しています。
<Q>これからの日本の農業についてご意見があればお聞かせください。
私たちの生活を支えている一次産業が高齢化による担い手不足などの現状に直面していると聞きました。
実際に私たちが農業の現状などを知る機会が少なく,学校現場で体験する機会なども少なくなっています。そのため,児童に対して,農業に関する最新の情報発信などを行っていただきたいです。学校現場でもその情報を活用しつつ,農業に関する指導を行っていきたいです。
<Q>現場の農業者へのメッセージをお願いします。
農業者の方々が農産物と向き合いながら農業を支え続けてくれているおかげで,毎日安心・安全な食材をいただくことができています。社会科の地産地消についての授業では,子供が地域の食材を食べた経験を嬉しそうに話す姿が見られました。これからも私たち消費者も感謝の気持ちを忘れずにいたいです。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日