ネオニコチノイド系殺虫剤 EUで基準値引下げ2013年12月18日
欧州食品安全機関が要請
欧州食品安全機関(European Food Safety Authority、EFSA)は12月17日、ネオニコチノイド系殺虫剤2剤が「人間の神経系の発達に影響を及ぼす可能性がある」として、現行の基準値を引き下げるよう提案した。
今回、EFSAが指摘した剤は、発達神経毒性を持つアセタミプリドとイミダクロプリドの2剤。このうち、イミダクロプリドについてはEU(欧州連合)が今年4月、原因不明のハチの個体数減少と因果関係をもつ可能性があるとして、域内での2年間の使用禁止を加盟各国に要請している。
今回のEFSAの発表は、「最新の研究成果や科学的知見に基づく」もので、この2剤が「記憶や学習などの神経系や脳の発達に悪影響を及ぼす」としている。
その結果、この2剤については現行の基準値を引き下げるよう提案した。具体的な数値は、アセタミプリドが、現行の急性参照用量(ARfD)0.1mg/kg体重/日と、一日摂取許容量(ADI)0.07mg同を、ともに0.025mg同、イミダクロプリドはARfD0.08mg同を0.06mg同(イミダクロプリドのADIは現行のまま)。
ただし、EFSAは「現在ある証拠には限界がある」として、「より確固たるデータを提供するため、さらなる研究が行われるべきだ」としている。
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