「病害虫の診断を考える」でシンポ 日本植物防疫協会2015年11月12日
日本植物防疫協会は、病害虫診断の取組みの現状や悩み、課題について現場担当者から話題提供し、今後のあり方を考えるシンポジウムを開催する。
病害虫の被害を最小限に抑えるためには、その作物に発生する病害虫の実態、適正な防除時期や方法、薬剤の選択など専門的な知識が求められる。しかし病害虫の発生は地域や作物、栽培時期、作型などによっても異なる場合が多く、しかも微小害虫や病原菌、さらには抵抗性・耐性の状況など、個別農家の知識や観察力では対応が困難な場合が多い。
さらに、温暖化や栽培作物の多様化、農産物流通の国際化に伴う海外からの侵入病害虫、新規就農者のサポートなど新たな課題への対応が求められている。
こうした状況の中で指導的な機関が生産現場の負託に応えていくためには、病害虫の診断や指導のあり方についても新たな工夫や仕組み作りが求められているといえる。
このシンポジウムでは、各分野で病害虫診断や指導に取組んでいる人たちが、取組みの現状や悩み、課題等について話題提供し、今後のあり方を模索する。
【シンポジウムの概要】
◎日時:平成28年1月14日(木)10:00―17:00
◎場所:日本教育会館「一ツ橋ホール」(東京都千代田区一ツ橋2-6-2)
都営新宿線、都営三田線、東京メトロ半蔵門線神保町駅(A1出口)から徒歩3分
東京メトロ東西線竹橋駅(北の丸公園側出口)徒歩5分、同東西線九段下駅(6番出口)徒歩7分、
JR総武線水道橋駅(西口出口)徒歩15分
◎プログラム
・「千葉県における病害虫診断の取組-現状と課題-」千葉県農林総合研究センター 牛尾進吾氏
・「福岡県における病害虫診断の取組-現状と課題-」福岡県農林業総合試験場 成山秀樹氏
・「農薬メーカーにおける病害虫診断の実践事例」アグロカネショウ㈱技術普及部 美野光哉氏
・「生産現場における病害虫診断の実践-流通業者の取組み-」イノチオホールディングス㈱イノチオ農業研究所 山内美佳氏
・「教育現場における取組み・今後の展望」法政大学植物医科学センター 西尾健氏
・「生産現場が求める病害虫診断・防除指導」JA全農営農販売企画部 宗和弘氏
・総合討論
◎参加申込
・12月21日〆切(期日前でも定員になり次第締切)
・申込先
(一社)日本植物防疫協会支援事業部あてにFAXで(FAX番号:03-5980-6753)
所属機関名、氏名を明記して申し込む
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