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農薬の生態リスク評価 新手法「種の感受性分布」のマニュアル公開2016年4月12日

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 農業環境技術研究所は3月25日、農薬の生態リスクを評価する新しい解析手法「種の感受性分布」の技術マニュアルを公開した。

 「種の感受性分布」は、農薬の毒性の対象となる生物種の感受性差を統計学的に表現したもの。感受性分布の曲線で、農薬の濃度の上昇とともに、影響を受ける生物種の割合が高くなることが表現されている。
 これを使い、環境中の農薬の濃度から「環境を受ける種の割合」を計算して、リスク指標する活用法と、94%の種を保護する濃度を推定し、リスク管理の目標値として使う方法ができる。海外ではすでに活用されているが、日本国内ではあまり利用されていなかった。
 このマニュアルは「種の感受性分布」の解析を積み重ね、技術的な検討を行ってきた結果を、海外事例などとともにまとめたものとなっている。同研究所のホームページからマニュアルをダウンロードできる。

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