北興化学工業株式会社 楽粒シリーズの販売開始!2022年6月28日
北興化学工業株式会社は今シーズンに販売を開始した水稲用除草剤「サキガケ楽粒」「ワザアリ楽粒」の優れた拡散性を知ってもらうため、全国で1,000カ所以上の展示ほを計画し、実証している。特に除草剤処理の時間的な省力化に貢献が期待される。
楽粒商品
楽粒シリーズの大きな特長は「1ヘクタールほ場」でも水田の中に入らず、畦畔からの風上一辺処理でほ場全体に拡散する。
製剤には三つの工夫がある①楽粒が水面に散布されると瞬時に界面活性作用を発揮する。②粒の大きさ、形が異なり水面であらゆる方向に拡散する。③粒が漂いならがゆっくり溶けることで成分がほ場の全体に広がる。
これを視覚的に実感できるように、浮遊剤(白い粉)を使用して、写真のような実験をほ場で実施した。楽粒は水面を滑るように拡散する力を借りて、成分をほ場の隅々まで行き渡らせる。
楽粒の散布方法の紹介
楽粒の湛水散布は、今まで通りにほ場に水を張る(目安:水深5~6cm)。風上の畦畔を歩きながら、一辺からのみ処理するだけでよい(これを「一辺処理」という)。既存の1キロ粒剤は均一散布を基本としているが、楽粒は250g/10アールをほ場に入れるだけでよく、言い換えれば、不均一に散布しても楽粒は自由に拡散する。この簡便さを一度体験してほしい。
その他にも様々な散布方法ができるのも魅力の一つである。
サキガケ楽粒を例に紹介すると「湛水周縁散布、水口施用、無人航空機による散布」もでき、もちろんドローン散布も対応している。
さらに、楽粒シリーズは個装のままで散布することができる。まず、ハサミで開口部分を作って簡単に散布できるようになっている。また、大きな容器に移して、計量カップ、オイルジョッキ、柄杓などの道具、動力散粒機でも散布ができる。散布しやすい方法を自身で選べる。
時間的な省力については展示ほで実証している。
楽粒は1ヘクタールほ場の風上の一辺処理(短辺畦畔から散布)で、3分程度で散布が完了する事例もある(同社調べ)。できる限り、短時間で簡単に散布してほしい。
特に問い合わせが多いのが、ドローンでの散布
開度設定はドローンの機種ごとに異なるが、現状問題なく散布できる。様々な機種があるので展示ほで散布実績を重ねたい。
展示ほでは、散布したオペレーターから、1.4ヘクタールほ場で従来の粒剤では、ドローンのバッテリーは二つ以上消耗したが、一つのバッテリーで消耗率は約30%、とても効率的であり、さらに楽粒は不均一に散布してもよく、ほ場の中に所定量を投下するだけなので、ほ場端のフライトは不要、ドローン散布の経験が浅い人でもプレッシャーがなく、安心して散布ができると好評を得ている。
北興化学工業株式会社は農薬に携わり70年を超え、散布労力の大変さを理解している。少しでも軽減できないか考え、「時間が掛からない」「誰でも簡単に散布できる」「体力(労力)を使わない」を追求して、楽粒が誕生した。これからも楽粒のラインナップを充実させ、省力化に貢献する取り組みを継続していく。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】カンキツ類に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(1)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(2)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(3)2025年10月17日
-
25年度上期販売乳量 生産1.3%増も、受託戸数9500割れ2025年10月17日
-
(457)「人間は『入力する』葦か?」という教育現場からの問い【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月17日
-
みのりカフェ 元気市広島店「季節野菜のグリーンスムージー」特別価格で提供 JA全農2025年10月17日
-
JA全農主催「WCBF少年野球教室」群馬県太田市で25日に開催2025年10月17日
-
【地域を診る】統計調査はどこまで地域の姿を明らかにできるのか 国勢調査と農林業センサス 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年10月17日
-
岐阜の飛騨牛や柿・栗など「飛騨・美濃うまいもん広場」で販売 JAタウン2025年10月17日
-
JA佐渡と連携したツアー「おけさ柿 収穫体験プラン」発売 佐渡汽船2025年10月17日
-
「乃木坂46と国消国産を学ぼう!」 クイズキャンペーン開始 JAグループ2025年10月17日
-
大阪・関西万博からGREEN×EXPO 2027へバトンタッチ 「次の万博は、横浜で」 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月17日
-
農薬出荷数量は0.5%増、農薬出荷金額は3.5%増 2025年農薬年度8月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年10月17日
-
鳥取県で一緒に農業をしよう!「第3回とっとり農業人フェア」開催2025年10月17日
-
ふるさと納税でこどもたちに食・体験を届ける「こどもふるさと便」 IMPACT STARTUP SUMMIT 2025で紹介 ネッスー2025年10月17日
-
全地形型プラットフォーム車両「KATR」、レッドドット・デザイン賞を受賞 クボタ2025年10月17日
-
農業分野初「マッスルスーツSoft-Power」と「COOL-VEST」を同時導入 イノフィス2025年10月17日
-
伝統のやぐら干し「産直大根ぬか漬けたくあん」がグッドデザイン賞受賞 パルシステム2025年10月17日
-
鳥インフル 米モンタナ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月17日