中食・外食の利用が増加 日本公庫2018年10月1日
日本公庫農林水産事業は、7月に中食と外食の利用動向を全国の男女2000人にインターネットで調査した。
日本公庫農林水産事業が7月に行った「平成30年度上半期消費者動向調査」の結果、平成15年7月の調査に比べ、男女とも中食の利用頻度が週に2回以上という回答が増加し、今後もさらに利用は増加する見通し。
中食とは市販の弁当やそう菜など、家庭外で調理・加工された食品の総称で、その食品を家庭や職場でそのまま食べることを指す。
○中食・外食いずれも利用頻度増加
中食の利用頻度では「週に2回程度」以上の回答が4割弱となった。男女別では、平成15年と比べ男性は「週に2回程度」以上が10.4ポイント(40.6%)上昇し、女性は13.2ポイント(34.4%)上昇している。
また、外食の利用頻度は「週に1回程度」以上の回答が4割弱となり、男性で4割、女性で3割を超え、男女ともに増加している。
○中食・外食ともに価格を最も重視
中食も外食もよく行くお店の利用理由は「低価格、値段が手ごろだから」がトップで、次いで「いつも利用していて安心、信用できるから」となった。
それぞれの回答結果は、「低価格、値段が手ごろだから」が中食では55.9%に対し、外食は42.1%となり、中食の方がより値ごろ感が求められている。「値段が少々高くても美味しいから」「家族の好きな料理があるから」は、外食が中食の2倍以上の割合となり、価格を重視しつつ料理の内容・品質が求められている。
また、男女の回答を比較すると中食・外食いずれも男性の方が経済性・安心感・利便性を、女性の方が味・料理の内容を重視するという結果になった。
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