冷凍ブロッコリーの国産化と若手農業者育成へ クラウドファンディングで支援募集2020年7月14日
農業法人のワールドファーム(茨城県つくば市)は7月13日、家庭消費向け国産冷凍ブロッコリーの商品開発と若手農業者への応援を兼ねたクラウドファンディングプロジェクトを始めた。目標金額は150万円で10月10日まで支援を募っている。
ブロッコリー栽培を学ぶ若手農業者
野菜加工工場を中心とした100〜200ヘクタールの農地で地域一体型農業を展開する同社は、野菜の栽培から加工販売(6次産業化)までを手掛ける農業法人。今年2月、農林水産省「6次産業化アワード」で農林水産大臣賞を受賞した。
同社は、輸入野菜のうち50万トンを国産野菜に置き換える「野菜の国産化プロジェクト」を推進しながら、将来の日本の農業を担う「次世代農業者の育成」にも力を入れ、新たな需要の創出と人材育成の両面から持続可能な新しい農業のモデルをめざす。現在、全国10県に事業を展開し、平均年齢30歳の若手人材100人以上が活躍している。
今回立ち上げたクラウドファンディングは、中国産やエクアドル産など外国産の多い「冷凍ブロッコリー」の国産化に向けた挑戦。収穫したばかりのブロッコリーのおいしさを瞬間冷凍し、必要な分だけ取り出して使えるバラ凍結で加工し、家庭で日常的に食べられる商品開発をめざす。
同社は、冷凍ブロッコリーの国産化に成功することで、スーパーや外食、学校給食で国産冷凍ブロッコリーが流通し、当たり前に入手できるようになることを願っており、集まった資金は担い手育成のための教育・研修費用と、次回の活動資金として使う。
応援購入金額は5000円。リターンとして、同プロジェクトで栽培した「冷凍ブロッコリー1kg」(ブロッコリー4〜5個分)を届ける。冷凍ブロッコリーの賞味期限は2年間。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日