遊佐町共同開発米部会と共同開発「とことん共生米」デビュー 生活クラブ2020年10月21日
生活クラブ連合会は、山形県のJA庄内みどり・遊佐町共同開発米部会と取り組んできた、栽培期間中に化学合成農薬・化学肥料を一切使わずに作ったお米を「とことん共生米」を新たに11月から供給を始める。
組合員による除草の手伝いの様子
生活クラブは、サステイナブルな食料自給を実現するための基礎的食料として、生活クラブと主産地で米をつくっており、安全、安心で産地の環境を守りながら「消費者」と「生産者」がいっしょにつくり上げた米を「共同開発米」と呼んでいる。
「共同開発米」は、生活クラブで2019年10月から供給を開始した山形、栃木、長野、宮城の4つの産地のお米のブランド。提携する米生産者と生活クラブ組合員(消費者)が、品種や農法を話し合って決め、農薬や化学肥料を減らした米の開発や、水田を活用して飼料用米や加工食品原料の作付けによる自給力向上の取組みなどを実現してきた。
そのひとつが山形県遊佐町で2003年に始まった、栽培期間中に化学合成農薬・化学肥料を使用しないお米をつくる取り組み。生活クラブは約18年間にわたって、組合員による除草の手伝いや食味調査等に協力。これまで予約注文による共同購入だったが、新たに「とことん共生米」という名称を付け、随時注文ができるお米として共同購入を始めた。
新名称「とことん共生米」は、環境に配慮し、自信を持って作られたお米であることや、生産者の思いなど様々な視点から決定した。「とことん」には「生産者がとことん話し合い、とことん手をかけ、とことん想いをこめた、こだわりの米」という意味が、「共生米」には「環境と向き合い、人と人が向き合ってできたお米」という意味が込められている。
現在、とことん共生米は、山形95号という品種を使用。収量と食味がよく、稲に特有のいもち病の発生が少ないことが特徴で、特別栽培など、農薬を減らした栽培に向いた品種として期待されている。
「とことん共生米」は5キロ、3358円、「とことん共生米 玄米」は2キロで1314円。いずれも税別。
「とことん共生米」(写真左)と「とことん共生米玄米」
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