コンパクト農家モデル都市をめざしThe CAMPus BASEと連携 都農町2020年10月22日
極小農地でも収益性の高い農業を学ぶコンパクト農家専門の育成講座「コンパクト農ライフ塾」を主催する(株)The CAMPus BASE(ザ・キャンパス・ベース)は、宮崎県児湯郡都農町と、つの未来まちづくり推進機構と連携し、小さいエネルギーで豊かな暮らしを手に入れるコンパクト農家の普及啓発に取り組む。
ザ・キャンパス・ベースは、2000人の会員が学ぶインターネット農学校「The CAMPus」を運営。「日本初の小さな農家の育成に特化した」短期集中で学べるオンラインのスタートアップ講座「コンパクト農ライフ塾」を5月に開講した。新規就農をめざす社会人や、副業で農業をめざす人、さらなる事業成長をめざす既存農家などをターゲットに、これまで60人以上が修了し、これからの時代に合うビジネスと農ライフをバランスさせた農業従事者の誕生を後押ししている。
一方、宮崎県のほぼ中央に位置し、山と海に囲まれ自然豊かな都農町は、温暖な気候を生かしブドウに代表される果樹、トマトやキュウリなどの野菜、スイートピーなどの花きなど農業が盛んな「農の都」。同町の河野正和町長は、「山林が町の7割を占めるゆえに農地面積が少ない町の特徴を生かし、小規模で生産効率を上げる農家が都農町の次世代農家の1つの姿であり、これからの町を支えていく」とし、つの未来まちづくり推進機構と協調し、都農町の農業施策の一環で「コンパクト農ライフ塾」を推奨プログラムとして取り込み、現役農家が学べる機会をつくった。
これをきっかけに同社は、都農町がコンパクト農家のモデル都市として、小さくても質実剛健な農家が地域で機能していく仕組みづくりと次世代へ繋ぐ持続可能な地域づくりをサポートしていく。
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