「地元」から全国へライブ配信で再生数11万回超「東京ハーヴェスト」閉幕2020年12月14日
東京ハーヴェスト実行委員会は、農家、漁師、畜産家など食の作り手のすばらしさを国内外に発信し、感謝の気持ちを伝える収穫祭「Tokyo Harvest (東京ハーヴェスト)2020 Online」を、11月7日から29日までオンラインで開催。期間中の土日祝日は、参加者がオンラインで生産者とコミュニケーションできる32の産地発ライブプログラムを行い、会期中の再生回数はのべ11万回。視聴者アンケートによる満足度は5段階中4.6を得た。
2013年にスタートした 同イベントは、今年で8回目を迎え、昨年度の来場者数が2日間で4万人を超えた。今年はコロナ禍で東京都内でのイベントは中止となり、オンラインで実施。おうちにいながら「産地とつながる・学ぶ・食べる」をコンセプトに、人と人、都市と地方のつながりが希薄になる中、全国各地の生産者との出会いや交流の機会を提供した。
イベントでは、人気の料理家・ぐっち夫婦が、茨城県産の旬野菜と茨城県の新たな銘柄豚肉「常陸の輝き」を使った休日にぴったりのランチメニューを仕上げるオンライン料理教室や、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんと県内の味噌蔵で中継をつなぎ、発酵食品の魅力を語るなど、県産品の魅力を発信するライブプログラムを5回実施。
視聴した人には、東京・銀座にある茨城県のアンテナショップ「IBARAKI sense」でデザートの割引が受けられるキャンペーンも行い、想定枚数を上回るクーポンを発行。県の公式LINEアカウントへの誘導や、アンテナショップへの来店を促進し、オンラインイベントから都内のリアル店舗へ送客することができた。
また、32のオンラインライブプログラムが行われ、家にいながらイタリア食紀行ができる産地見学プログラムや、漁師と一緒に沖に出る「リモート漁」、農家にサワー作りを学ぶライブも好評。さらに、新型コロナウィルス対策で外食や観光時の需要が減ったため、国内外の出荷量が大幅に減少している日本酒の現状を受け、原料となる酒米「山田錦」の余剰米を家庭でおいしく食べられるメニューも提案し、産地支援や身近なフードロス対策についても発信した。
重要な記事
最新の記事
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日
-
JA愛知信連と高機能バイオ炭「宙炭」活用に関する協定締結 TOWING2025年5月2日
-
5月の野菜生育状況と価格見通し だいこん、はくさい、キャベツなど平年並み 農水省2025年5月2日
-
「ウェザーニュースPro」霜予測とひょう予測を追加 農業向け機能を強化2025年5月2日