「何が入っているかわからない」「添加物が不安」 代替肉に関する調査2020年12月25日
伊藤忠グループのリサーチ会社、マイボイスコムは、「代替肉」に関するインターネット調査を12月1日~5日に実施。1万133件の回答から得られた調査結果では、直近1年間に代替肉を食べた人は2割強で、いままでに食べたことがある人は4割弱。代替肉について気になることや不安なこととして「おいしいかどうか」が5割強、「何が入っているかわからない」「添加物が不安」が各3割だった。
調査によると、代替肉の認知率は8割、「どのようなものか内容を知っている」が25.6%、「聞いたことがある程度」が54.1%だった。
利用状況では、直近1年間に代替肉を食べた人は2割強、いままでに食べたことがある人は4割弱だった。
食べた代替肉は(複数回答)、「大豆ミートで作られた加工品や総菜を、自宅や飲食店で食べた」が12.9%、「大豆ミートを購入し、自宅で料理して食べた」が5.2%だった。
直近1年間に代替肉を食べた人に、食べた理由・きっかけを聞いたところ(複数回答)、「健康のため」が29.8%。「どんな味か、試しに食べてみた」「高たんぱくで低カロリー」「肉と同じような食感・風味で、ヘルシー」が2割前後だった。
代替肉の利用意向は3割弱で、女性10~30代で比率が高い。また、直近1年間に食べた人では5割、食べたことがない人では2~3割。非利用意向は3割強だった。
今後代替肉を食べるとしたら、食べたい・食べてみたいものは(複数回答)、「大豆ミート」が43.5%。「大豆以外の植物性原材料を使ったもの」が21.9%となった。代替肉について気になること・不安なことは(複数回答)、「おいしいかどうか」が52.0%。「何が入っているかわからない」「添加物が不安」が各3割。「おいしいかどうか」「価格が高そう」は、女性若年層でやや高くなっている。
◎回答者のコメント
◆代替肉を食べたいと思う理由・思わない理由(全7449件)
<食べたいと思う>
・健康診断で色々引っかかる年齢なので、まずは食生活から変えようと思った。(男性50歳)
・単純にお肉・お魚以外の食材としてもおいしいから。(女性37歳)
・料理に幅が広がるならば利用してみたい。牛、豚、鳥とは違った使い方ができるかもしれない。(男性68歳)
<食べたいと思わない>
・お肉と変わらないとうたっていたので試してみたが、やっぱり大豆の風味がわかり、美味しくない。(女性38歳)
・加工品ではない自然の食品(肉や魚)を適量食べた方が、健康にはよいと思うから。(女性54歳)
・環境理由でも食べたいと思わない。気味悪い。(男性49歳)
<どちらともいえない>
・食べる機会があって、おいしければ取り入れる。(女性61歳)
・肉を食べたくないわけでもないし大豆が苦手でもないのでわざわざ肉に似せなくてもそのままの食材の料理で良いと思う。でも面白そうだから興味本位で食べるのはありです。(女性37歳)
・資源が本当にないときは選択肢に入るかもしれないが、通常時は肉や魚を食べたいから。(男性44歳)
重要な記事
最新の記事
-
【26年度畜酪決着の舞台裏】加工補給金上げ12円台 新酪肉近で全畜種配慮2025年12月22日 -
配合飼料供給価格 トン当たり約4200円値上げ 2026年1~3月期 JA全農2025年12月22日 -
鳥インフルエンザ 岡山県で国内8例目2025年12月22日 -
【今川直人・農協の核心】農協の農業経営をめぐる環境変化(3)2025年12月22日 -
日本産米・米加工品の輸出拡大へ 意見交換会「GOHANプロジェクト」設置 農水省2025年12月22日 -
令和7年度スマート農業アクセラレーションサミット開催 JA全農2025年12月22日 -
「JA全農チビリンピック2025」小学生カーリング日本一は「軽井沢ジュニア」2025年12月22日 -
農政無策【森島 賢・正義派の農政論】2025年12月22日 -
【人事異動】ヤマタネ(2026年1月1日付)2025年12月22日 -
国産食肉シンポジウム「国産食肉が食卓に届くために」開催 日本食肉消費総合センター2025年12月22日 -
岡山県鏡野町と「災害時における無人航空機による活動支援に関する協定」締結 福田農機2025年12月22日 -
「英国The Leafies 2025」粉末緑茶「あらびき茶」が金賞受賞 鹿児島堀口製茶2025年12月22日 -
「かごしまスマートファーマー育成セミナー」令和7年度の受講生募集 鹿児島県2025年12月22日 -
日本トリム 農業用電解水素水整水器を活用 いちご「肥後こまち」販売開始2025年12月22日 -
宅配インフラ活用 地域を見守り子育て応援 九十九里町と連携協定 パルシステム千葉2025年12月22日 -
大分県大分市佐賀関大規模火災お見舞い金100万円を拠出 コープデリ2025年12月22日 -
新春は「いちごと洋梨のケーキ」丹頂鶴をフルーツで表現 カフェコムサ2025年12月22日 -
障害者雇用支援のエスプールと持続可能な農業モデル構築へ概念実証を開始 食べチョク2025年12月22日 -
滋賀県日野町と農業連携協定 生産地と消費地の新たな連携創出へ 大阪府泉大津市2025年12月22日 -
ブラジルCOP30から世界の気候危機を知る 現地イベント報告 パルシステム連合会2025年12月22日



































