生協の横断的な取り組み「DX-CO・OPプロジェクト」本格始動 日本生協連2021年2月26日
日本生協連は、コープ東北サンネット事業連合、コープデリ連合会、東海コープ事業連合と4者共同で組合員の新しいくらしの実現をめざす、生協の横断的な取り組み「DX-CO・OPプロジェクト」を始動。推進へ向けての3つのコンセプトと具体的施策を決定した。
勤務先での空き時間に、献立から必要な食材を注文できるように日本生協連は、2020年6月に採択した「2030年ビジョン」のひとつ、「生涯にわたる心ゆたかなくらし」に向けた具体的なテーマの中に、「ICTによる事業・活動でのデジタル変革の推進」を掲げ、2020年3月から、4者共同で生協のデジタルトランスフォーメーションを目指す「DX-CO・OPプロジェクト」に取り組んでいる。
同プロジェクトでは、3つの連合会が先行して実験に取り組み、成果が確認できた施策から順次、日本生協連を通じて全国の生協への導入を進める。
「DX-CO・OPプロジェクト」は、「家族との豊かな関係構築を支援するパートナー」「流動的な地域共同体のプロデューサー」「安心して生協のサービスを利用いただくためのサポーター」の3つのコンセプトから成り、単なるシステムの開発導入にとどまらず、デジタルを活用した組合員の「あたらしいくらし」を実現し、生協職員の働き方も変えていく。
組合員が託児を担い、地域で子どもを育てるなど組合員同士が助け合う仕組みを整備コンセプト1の「家族との豊かな関係構築を支援するパートナー」では、デジタル中心の生活者に向けた、新しいくらしを実現。献立を考えるところから、食材購入、調理、食事、後片付けなど一連の流れの中での不便さを解消し、時間的なゆとりを生み出すだけでなく、家事の習熟度にあった献立提案や自分に合った商品を探しやすくすることで、ゆとりあるくらしを実現する。また、将来的には、事業横断的なID管理を行い、組合員は、一度地域の生協などに加入すると、その後引っ越したり共済・福祉・介護などのサービスに加入する場合でも、同じIDを引き継いで使えるため、脱退・再加入などの手続きが不要になる。
コンセプト2の「流動的な地域共同体のプロデューサー」では、店舗を拠点とし、趣味や関心でつながる地域の活発なコミュニケーションを後押し。SNSを活用することで、毎回同じ時間に固定のメンバーで集まるのではなく、好きな時間に興味のあるトピックを選んで集まれるような、流動的なつながりを地域で持つことを支援する。さらに、組合員同士のつながりから、助けがほしい時に手を借りたり、自分の空いた時間に自分の能力を活かして手助けをしたりする仕組みを整える。
さらに、コンセプト3の「安心して生協のサービスを利用いただくためのサポーター」では、配達コースの最適化と組合員へのサービス品質を向上。配達コースを最適化するシステムを実現することで、なるべく効率的に配達し、職員の負担を減らす。配達担当の業務効率化を図るとともに、組合員との対話の時間を創出することで、組合員にとっても安心して宅配サービスを使い続けられる環境を生み出す。また、配達担当の力量に応じた作業指示とアドバイスを行う仕組みを提供することで、早期の能力向上と、サービス品質のムラをなくしていく。
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