「ふくしま知らなかった大使」松岡茉優 胡蝶蘭の育成現場を訪問 かつらお胡蝶蘭2021年4月8日
かつらお胡蝶蘭と(株)メディオテックが福島県双葉郡葛尾村で共同で行う胡蝶蘭の育成・販売事業の現場を、「ふくしま知らなかった大使」の女優・松岡茉優が訪問。その様子を伝える動画がYoutubeで公開された。

「ふくしま知らなかった大使」は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の風評被害と被害の風化を防ぐため、福島県が設置した広報大使。知らなかったことを知る驚きや新鮮な気持ちを届け、福島の今とこれからを知ってもらうことを目的として初代大使に松岡さんが任命された。
葛尾村は、東日本大震災で発生した東京電力福島第一原発事故の影響を受け、全村避難を余儀なくされた。発生から5年後の2016年6月12日に、避難指示は解除されたが、もともと農産物の生産が盛んだった葛尾村は事故以降、汚染問題などの風評被害の問題に悩まされていた。そこで、葛尾村の有志が立ち上がり、風評被害を受けにくい花の育成を開始。太陽光発電や蓄電システムを用いた省エネ型ハウスで胡蝶蘭を育成する事業がスタートした。
葛尾村で育成している胡蝶蘭「hopewhite」は、最高級品種の「V3」の苗を台湾から輸入し、愛情をかけて丁寧に育成。一般的な胡蝶蘭よりも大ぶりの花を付けることに成功した。現在では胡蝶蘭育成の日本最北限の地としても有名になった。
白く美しい大輪の花のように福島の復興への願いが込められた「hopewhite」。2018年度には「復興大臣賞」を受賞、翌年の2019年には鴻巣花き(株)と鴻巣花き親睦会・鴻巣花き買参人会(埼玉県鴻巣市)共催の「平成30年冬季品評会」洋蘭の部で銀賞に輝いた。現在では、企業や個人客から贈答用として、また個人の観賞用としてもニーズがある。
動画で、かつらお胡蝶蘭の栽培ハウスで咲き誇る白やピンクの胡蝶蘭を見学した松岡さんは「みなさんのいろんな思い込めて実現した農業があったんですね。知らなかったな」とコメント。また、「戻すだけじゃなくもっと進化している福島の農業のこともっとみんなに知ってもらいたい」と福島のいまを伝えている。
重要な記事
最新の記事
-
介護崩壊を食い止めよ【小松泰信・地方の眼力】2025年12月17日 -
米の相対取引価格下落 前月より565円下げ2025年12月17日 -
適用拡大情報 殺菌剤「日曹エトフィンフロアブル」、「ピシロックフロアブル」 日本曹達2025年12月17日 -
乗用全自動野菜移植機「PVDR200」を新発売 井関農機2025年12月17日 -
着色不良・日焼け・晩霜害 果樹の温暖化被害予測システムを開発 農研機構2025年12月17日 -
新規有効成分「シベンゾキサスルフィル」日本と韓国で農薬登録申請完了 日本農薬2025年12月17日 -
BASF「バスタポイントアプリ」が「minorasuポイントアプリ」にリニューアル2025年12月17日 -
林業スタートアップが社会的影響を可視化 インパクトレポート公開 森未来2025年12月17日 -
有明海産のり使用「堅ぶつ 焼のり味」期間限定発売 亀田製菓2025年12月17日 -
被災地で復旧支援する団体へ約767万円を寄付 こくみん共済 coop〈全労済〉2025年12月17日 -
全国各地の農家・多彩な品種 玄米サブスク「mybrown」リニューアル オーレック2025年12月17日 -
広島県廿日市市と包括連携協定を締結 タイミー2025年12月17日 -
「第3回旭物産のカット野菜を探せ恒例!冬のお宝探しキャンペーン」開催中 旭物産2025年12月17日 -
年末年始の産地を応援「配達休みに産まれた産直たまご」注文受付開始 パルシステム2025年12月17日 -
地産全消「野菜生活100宮崎月夜実グレープフルーツ&日向夏ミックス」新発売 カゴメ2025年12月17日 -
地域の有機資源循環を加速「汚泥肥料化パッケージ」提供開始 NTTビジネスソリューションズ2025年12月17日 -
旬のジビエを味わう「北海道エゾシカフェア」開催2025年12月17日 -
まるまるひがしにほん「魅力発見!地域ブランドフェスタ」開催 さいたま市2025年12月17日 -
ひきこもり当事者・経験者のリアル ショートドラマ公開 パルシステム連合会2025年12月17日 -
ジニア「プロフュージョン」に2品種追加 サカタのタネ2025年12月17日


































