国連「食料システムサミット」へ支持表明とコミットメント提出 雪印メグミルク2021年6月15日
雪印メグミルクは、9月にニューヨークで開かれる国連「食料システムサミット(FSS)」への支持を表明し、コミットメントを提出した。
FSSは、SDGsの達成のためには持続可能な食料システムへの転換が必要不可欠だという、グテーレス国連事務総長の考えに基づき開かれる国連主催のサミット。食料システムの持続性の確保を世界共通の課題として議論し、今後のあるべき姿を示す各国ハイレベルによる初めての国際会議となる。
各国が持続可能な食料システムの実現のための取組みを提出することとなっており、日本でも、FSSの趣旨に賛同した民間企業が各社で実施している取り組みをコミットメントとして提出し、政府が取りまとめて国連に提出する。
同社は、サミットの趣旨に賛同し支持を表明するとともに、食料システムの課題の5つのテーマの中から3つを選択し、対応する具体的KPIとして以下のコミットメントとして明示した。
<雪印メグミルクノコミットメント>
雪印メグミルクは、持続可能な開発目標の達成に向け、食料システムの変革への具体的な行動を推進するために開催されるFSSへの支持を表明します。当社は、CSR重要課題(マテリアリティ)を特定し、持続的な食料システム、特に「質(栄養)・量 (供給)両面にわたる食料安全保障」「食料消費の持続可能性」「環境に調和した農業の推進」の実現に貢献するため、日本政府の「みどりの食料システム戦略」などの取組みと連携し、食品ロス削減をはじめとする社会課題の解決に向けて取り組みます。
【具体的な取組み・目標(KPI)】
1. 環境に配慮した商品開発を推進する。(既存商品・新規商品の賞味期限の延長や、賞味期限の年月表示を積極的に推進)
2. 健康寿命延伸への貢献を重点テーマとした食育活動を実施し、2019~2026年度で年間平均4.5万人の参加者数を目指す。
3. 2021年度までに、食品廃棄物リサイクル率95%以上にする。
4. 2026年度までに、認証パーム油100%調達を目指す。
5. 日本酪農青年研究連盟の運営支援および酪農総合研究所の活動により、 持続的酪農経営を行うための経営管理・技術的支援を行う。
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